インデックス>ホーム>コトノハDaily>Dailyログ2001年12月下旬
▲コトノハDaily
2001-12-21 (Fri) Version
なんで千代田線と大江戸線は連絡してないかなぁ・・・・・・。
【さんちゃん・・・・・・来ちゃった(はぁと)】
↑もちろんオレ達ひょうきん族ですけど何か?
来ちゃった来ちゃいましたよ、アトムとドラえもんのステキなラブストーリ(Atom-to Doraemon-no Suteki-na Lovestory)略してA・D・S・L!
苦節半年、というか自分でも申し込んでたのを忘れかけてたYahoo!BBなんですけど、もうなんか忘れられてるんだろうな〜、と思って池袋のさくらやで他のプロバの案内を大量窃盗してきて比較検討、そしてまさにフレッツを申し込もうとしたその日に、やふBBから半年ぶりのメール。
件名:Yahoo!BBサービスモデム発送のご案内
おおぃ半年放置した末にモデム発送済みのお知らせかよ!
ま、まぁ良かったよ。マジで間一髪だったけど、送られてくるならやってみようじゃないか。とまぁ、この時点では『ADSL開通までの道のり〜Yahoo!BBからフレッツADSL〜』のサイトのことがあったので、正直あんまり期待してなくって、「モデムが来ても安心できないよな〜。あ〜もしかしてオレもやふとバトるのかな〜。めんどくせ〜」なんて思ってた。
翌昼前、モデム到着。ていうか平日昼間に家にいる社会人ってどうなのよ?
サイトの更新途中だったので、それを終わらせてから設置作業。たいした苦もなく接続完了。モデム前面のランプは・・・・・・おぉ、大丈夫っぽい(ここが明滅してるとダメっぽいらしい)。早速パソコンを起動。パソコン側の設定もちょいちょい、でネトへれっつぎょ!
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
早い、早いよ父さん!(親父氏んでるけど)
ネトってこんなにさくさく見られるもんだったんだね! 動画配信ってフリズるものじゃないんだね! 20MBのデータってDLに一晩かかるのがデフォルトではなかったんだねっていうかなんだこのDLスピードわっ!
あまりの嬉しさに速度測定。
測定時刻 2001/12/20 11:35:42
回線種類/線路長 ADSL/-km
キャリア/プロバイダ Yahoo!BB/infosphere
ホスト1 WebArena(NTTPC) 3.61Mbps(1764kB,4.3秒)
ホスト2 at-link(C&W IDC) 420kbps(195kB,3.6秒)
推定最大スループット 3.61Mbps(452kB/s)
コメント Yahoo!BBとしては速いほうです。ルータを使用している場合10Mbps超の高スループットルータに取り替えるともっと速くなる可能性があります。(2/5)
ひやっほぅ! オレ様最速だZE!(←氏ね)
そして、ブロードバンドを手にしたらこれでしょ。オンラインRPG!(結局ソコか)。えぇモデムに付録でついてきたLineage、早速インストールしようと思ったらセットアップファイルが消失してて(何故?)失敗したので、意地になってサイトまでいって落としましたよ。330MBのDLな!
さようなら皆さん私も今日からあっち側の住人です。UOに手を出すのも時間の問題でしょう。
そんなこんなで逝かれポンチなブロードバンド初日ではありますが。
うん、放置プレーにさえ耐えられればやふBBいいんじゃないかな、やっぱり安いし。でもね、結局マシンパフォーマンスはかわんないから、フリズるところはフリズります。当たり前だね。ブロードバンドも良いけど、そろそろマシンも買い替え時かしら。。。
【クリスマス物語その4 日本のクリスマス】
独り身で 寒く迎える クリスマス
呪うは易し 祝うは難し
あぁ、一首出来ちまった。いや、ワシは祝ってるぞ祝ってるぞ祝ってるぞ〜(言い聞かせているらしい)。
今日は、日本のクリスマスの起源についてのお話し。
日本のクリスマスの発祥は、山口県らしいです。年は1552(天文2)12月9日、場所は周防。西暦では12月24日に当たるこの日、山口の宣教師コメス・デ・トルレスらが『司祭館に日本人信徒を招いてクリスマスの祝を催した』とのこと。そこでは『修道士のジョアン・フェルナンデスがデウス(神)の話を人々に聞かせ、疲れてくるとローマ字のわかる日本人信徒の少年が、かわりに朗読。2人が話をやめると、日本人信徒たちはもっと創造主の話をしてほしいと催促し、一同は夜を徹してデウスを賛美し、翌朝、ふたたびミサと説教を聞いたのち、全員に食事がふるまわれた』ということが行われた。あぁ、引用だと楽だ。
これより古い話しは(WEB上では)見つけられなかったので、日本で行われた最初の『クリスマス』という名を冠したイベントなんだろう。
★参照:日本のクリスマスは山口から(@FM山口)
その後、キリスト教の禁止、鎖国を経て、日本に再び『クリスマス』って単語が登場するのが1874年(明治7年)。日本最初のクリスマス祝会が、日本人キリシタンや宣教師によって開催されたのが、近代日本クリスマス(?)の始まり。その30年後、1904年(明治37年)には一般的に祝われるようになって、明治末期には、銀座はじめ日本の大都市で、クリスマスツリーの装飾やイルミネーションが施されて、サンタクロースも登場していたとか。
★参照:100年前のクリスマス(@東京純心女子大学)
ちなみに、クリスマスにデコレーションケーキを食べるっていう習慣を日本に根づかせたは不二家。最初は明治43年、当時はプラムケーキを砂糖衣で飾り、銀玉をつけたシンプルなものだったとか。
★参照:不二家の歴史(@不二家)
いつの間にやら起源シリーズ(しかも微妙にダイジェスト)になってるけど・・・・・・ま、こうやって今の日本のクリスマスって観念は作られていったってことですね。
2001-12-22 (Sat) Version
赤提灯の店にイルミネーションはどうかと思う。
【買っちゃった】
あまりにも各所で話題になっているのでつい。。。
【Masashi Tashiro】
1位はなんと?TIME「PERSON OF THE YEAR」投票にネットの“力”(ZDNNより)
米同時多発テロの首謀者とされる「Osama bin Laden」を抑え,トップに立っているのは「Masashi Tashiro」。盗撮と風呂のぞき,覚醒剤取締法違反のトリプル役満で世間を騒がせたあのタレントと同じ名前だ。21日午後8時の時点で6万9831票を得ている。ビン・ラディンに3万票近い差を付け,全投票数の3割を占める。
ま、この田代をTIMEの表紙に、ってネタ自体は今年最後にして最大の『祭り』として、ここ数日の面白いヲチ対象だったけど、むしろ面白いのはこのZDnetの記事。読みすすめると、
> 発火点はやはり“あそこ”らしい。“あそこ”では関連スレッドが次々と立っており,
> つまり「2ちゃんねらー」こそが,ネット的“PERSONS OF THE YEAR”だということなんだろう。勝利だとは思わないけど。
> ネットでの投票結果が表紙の人物に反映されることはないと思われ。
お〜い、仮にもパブリックな文章書いてるオマエが『思われ』使うなよ。
【クリスマス物語その5 クリスマス音楽】
シリーズ初のエッセイ風かも。
クリスマスソング、といえば数多の曲名やフレーズが浮かんでくる。それこそ特筆するにも一苦労なくらいあるけど、そんな中で、定番と思われている曲が、実はクリスマスとまったく関係なかったりする。その曲は『JingleBells』あの「じんぐるべーじんぐるべーすっずっが〜なる〜♪」ってヤツ。そもそもjingleとは鈴の音を表す意味で、あの曲は鈴をリンリン鳴らしてそり遊びをしている様を歌った冬の歌だ。それがいつの間にやらクリスマスに欠かせない曲になっているのが面白い。
★参照:ジングルベル
・・・・・・どこがエッセイ風?
追記:クリスマス物語その1の時に、サンタの衣装の赤色について言及したけど、もちろんあれはいわば『異説』であって、定説になっているのは、現代のサンタのイメージを仕掛けた米系某超大手飲料メーカーのイメージカラーであることはご存知の通り。いや、ツッコミを受けたもので一応。。。ところで、そこのライバルメーカーが青いサンタクロースを売り出さないかという密かな期待をしているのは、世界中にワシだけではないはずだ。
2001-12-23 (Sun) Version
仕事行き詰まってる。焦ってきた。
【空耳アワー】
TIME誌「今年の人」に田代まさし!?(Yahoo!NEWSより)
ついにやふのトップまで飾ってしまった田代祭りですが、それに呼応するかのように素晴らしいFLASHが。
★片翼の田代(ネタ元:sawadaspecial.com)
FF7やった人必見。
【世界で最も笑えるジョーク(ZDNN)】
推理小説で有名な名探偵シャーロック・ホームズと無愛想な助手のワトソン博士が調査旅行に出かけ,テントを張って一夜を過ごすことになった。だが深夜になって,ホームズがワトソンを揺り起こし,質問を始めた。
ホームズ「ワトソン君,空を見上げてごらん。そして君の推理を聞かせてくれ」
ワトソン「数えきれないくらいの星が見える。こんなにたくさんの星を見ると,中には地球のような惑星を持つ星もあるはずだと思うよ。そしてその惑星には,生命体が存在するかもしれない」
ホームズ「ワトソン君,君はなんて間抜けなんだ! われわれのテントが盗まれたんだよ!」
・・・・・・意外と面白かったワシは敗北?
イギリスの研究期間で募集、その中からネット投票で選ばれた『世界で最も笑えるジョーク』。とはいえ『ホームズネタ』ってところに、やっぱりイギリスのお国柄ってもんが出てるね。
記事にもあるけど、まだまだこの研究(?)継続するみたいで、www.laughlab.co.ukで、閲覧、投稿、投票を行うことができるそうです。要英語力。ここでもオレ様敗北。
【クリスマス物語その6 クリスマス映画】
柚子湯入り忘れるとこだった。
というわけで、今日は柚子湯の起源や効能に関して。なわけもなく、クリスマス映画についてしぉしぉ。
クリスマス映画、つぅと何が思い浮かびますか? これが意外と思いつかなかったりするんです。探してみても、ディズニーなどによる子供向けのアニメは結構出てるんだけど、普通の映画があまりない。まぁ、『サンタクローズ』や『クリスマスキャロル』あたりでしょうか。メジャーな映画でクリスマス映画ではないけどクリスマスシーズンを舞台にしている映画としては、『天使にラブソングを』『ホームアローン2』『ダイハード』なんてところでしょうかね。(微妙に勘違いしてるのもあるかも・・・・・・)
そんな中でワシが毎年見てしまうのが、34丁目の奇跡。1947年に製作された同名の映画のリメイク版(元のは見たことないけど)。そこそこ有名な映画のようですが
シナリオなんかはリンク先に詳しいので参照して欲しいんだけど、この映画は、サンタクロースの存在の仕方、ってのの一つの形を教えてくれます。まさか、それを裁判で争うなんて、そしてその当事者がサンタだなんて、なかなかに目からうろこの話しで、しかも暖かいトーンで包まれた映画なので、クリスマスの夜に見るにはぴったりですというか、これを見るとサンタクロースをもう一度待ってみようという気になります。
ヤサクレタあなたにも(笑)オススメしたい一本ですね。
2001-12-24 (Mon) Version
あめ2kのカテゴライズが『2ch掲示板界隈』なのはどうしても納得が逝かない(←あっ)。
仕事仕事。用事用事。眠い眠い。ヤヴァイヤヴァイ〜。・・・・・・ごめんなさい>?
【クリスマス物語その7 クリスマスってなに?】
さぁクリスマスイブです。様々に決戦の月曜日を迎えられる老若男女も、いつもにちょっと特別な要素を配して愛を確かめ合うカッポレも、暖かい光に包まれて聖夜を祝う家族も、お元気ですか?
えっ?一人身の人?言葉は要らないだろう同士よ!
さて、キリスト教の開祖たる神の子イエス・キリストを奉る祭典として名高いクリスマスですが、小さい頃はともかく、四半世紀ほど人生を閲した今となってはキリストとクリスマスの間にはまったく関係がないことも、ましてサンタクロースとも関係がないことも、よっく分かっています。
もともとクリスマスと言うイベント自体キリスト教には存在していなかったのですが、ローマ人の冬至の行事である『サトゥルナーリア』が4世紀あたりに転じて、今のクリスマスというイベントの前身になっていったらしいのですが。。。
その辺の流れについては、サイト・ハンカシイのムッタ・デーヴァ日記12月22日、23日付けに皮肉やや込みで詳細にまとめられています。またサトゥルナーリアに関しては、かなり投げやりながらもクリスマスの起源というページの解説が参考になるかと。このクリスマス特集で幾度となく引用させていただいているクリスマスキャロルにも、様々なクリスマスに関するエピソードがまとまっています。
じゃあ、日本人はおろか、キリスト教とも一切関係なく、一民族の行事がキリスト教圏を中心に世界各所へ広がった感のあるクリスマスって一体なんなんだろう? と考えてみると、陳腐な結論で申し訳ないですがまさに『お祭り』なんだと思います。それ以上でもそれ以下でもない。だから、この日について云々言うことが、実は既にあまり意味のないことなんですよね。σ(゚Д゚;)オレカ?
クリスマスを呪う人も、クリスマスを祝う人も、クリスマス、そしてイブを意識しないでいることは難しいことと思います。街は様々に装飾され、店には関連商品が並び、人々は様々にこの日に向けて思いを馳せる。これぞまさに『クリスマス』という祭りに皆がのせられているいい証明だと思います。そしてその、のせられるキッカケであるのが『クリスマス』の最大の功績だと思うのです。
『クリスマス』。この一つの言葉、一つの概念から生み出される人間の多様な姿。開放される魂。非日常空間への埋没。古来お祭りというものが果たしてきた役割を、『クリスマス』はきちんと担っています。ならばここは、どのような形であれ、ひとつその思惑に乗ってみるのも良いのではないでしょうか。
ていうかこんな特集を組んで仕事も行き詰まってるのにずっと更新しているオレこそが一番のせられているよな、明らかに。。。明日はクリスマス特集今年の最終回です。
【前にも紹介したけど】
クリスマスといえばこれ、最強。→ヒッキーのクリスマス
【田代じゃないのか】
TIME 2001 Person of the Year
はい、順当ですね。NYのジュリアーニ市長です。特にコメントはありません。まっとうな人選だと思いますよ。まっとうすぎて面白くないが。
2001-12-25 (Tue) Version
えぇ今日もきっちり更新しますよ!(泣いてなんかないやい) 今夜は随時更新。多分。
【サンタクロース捕捉!】
The Tracking Santa Map
先日紹介したNORADで、サンタクロースのデジタルライブ映像を配信しています!日本へは24日23時過ぎ(日本時間)頃、9頭のトナカイに引かれたそりに乗り富士山麓を走る姿が確認されたとのこと。今(日本時間25日0時過ぎ)はマレーシアの首都上空を走っている模様が放送されていました。
アリューシャン列島での目撃以降、フィジー→シドニー→日本→マレーシアと、地球を南北にジグザク走りながら、西へ西へと凄いスピードで移動しています。まだまだ地球を4分の1ほど回っただけ。先は長いですが、サンタを待ちわびる人にも、サンタを知らない人にも、等しく祝福を与えるべく走りつづけるサンタさん、是非頑張って欲しいですね。
あなたの枕元にプレゼントは来ましたか?
【いいや、小ネタはここにまとめてしまえ】
★ぐーぐる見れ。今すぐ見れ。・・・・・・二枚目は緊縛?(@19歳)。
★Chicken Wings Are NOT For Flying(ネタ元:c/w)
クリスマスの夜はこんな可愛いゲームでも紹介しておけばモテモテですか?
★ちょっとICQ立ち上げて(同士のねと接続状況でも見ようとして)みたら、途端に、はっほー♪とエロサイト紹介メッセージ着信。・・・・・・鬱。
【静かに 穏やかに いやさかに】
24日。6時起床。6時半に家を出て神社へ行き勤労奉仕。元旦が近いのでやることはいっぱいある。15時神社を出て、買物をして帰宅。兄嫁の友人が家に来てパーティーをしていたのに合流し乾杯。彼女達の帰宅後、今度は家族で乾杯。20時から2時間ほど仮眠。起床後ニュースを見る。不信船との銃撃戦の映像が生々しい。25日。Macを立ち上げて仕事に取り掛かろうとするも、良いアイデアが出てこなく頓挫する。途中、NORADのサンタ追跡や、クリスマス随時更新をしている宇佐教授、侍魂、セキララ、えこぱらなどをちょくちょくチェック。いつもは愉快に馬鹿なことを書いているかまくらや九十九式のクリスマス文章に少し心揺り動かされる。ネタであってもなくても、素敵な文章は素直に良いと思うし、文章の上手い下手ではなく、人の心に響くものを書けることが羨ましい。そしてやはり仕事は煮詰まっている。全然頭にイメージがでてこない。5時から2時間ほど仮眠。起床後、また神社へ行き、簡単ながら神事をこなしてくる。やはり気分が凛として心地良い。仕事に行く母親とともに帰り際、喫茶店で珈琲を飲んで雑談、その後金融機関で用足しをして11時に帰宅。これからまた仮眠をとって、今日は夜までウンウン言いながらアイデアを煮詰めて行かねば。本当なら22日までにやらなきゃいけなかったことだし。
いつもとさして変わらない日。なのに何故か心は楽しく踊っている。これもクリスマスマジックか。
【クリスマス物語その8 メリークリスマス】
よく「クリスマスはキリストの生誕を祝うもの」「本場欧米では家族で暮らすのが常識」なのに「日本人は恋人とすごしてけしからん!こんなのはクリスマスじゃない!!」と眉をひそめる人がいます。ネタなのかマジなのかは知りませんが。
でも、別に良いじゃないですか。時代、土地、人、そう言った要素によって同じ名称を持つものでも変質していくのは世の常。現代の日本で捉えられているクリスマスという概念がどんなものであろうとも、クリスマスというものは存在し、人々の心に想い出を残していくのです。良い想い出も、悪い想い出も。
ワシだって、恋人とドキドキしながら過ごした年もある、友達とワイワイやりながら過ごした年もある、家族とシミジミ過ごした年もある。哀しいクリスマスだって過ごしました。でもそれらは、クリスマスという想い出を彩る、一つ一つのパーツとして、いつまでもワシの中にありつづけます。
さだまさしの歌に風に立つライオンというのがあります。その歌詞の一節、
去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました
こんな処にもサンタクロースはやって来ます 去年は僕でした
闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川
ここだけ抜き取っても歌詞としては不完全極まりないが・・・・・・この曲は日本を離れ、アフリカでボランティア活動をする医師を歌った歌です。この一節は、この曲を始めて聴いた中学生の頃から、ずっと心に残っています。宗教宗派に関係なく、サンタクロースに象徴される概念って、すごく大事なんだと思います。
それは、子供たちに夢を与え、大人たちに希望を与える。
大事な人、好きな人と過ごす、そんな一日や一夜としてクリスマスやイブがあるなら、こんなにステキなことはないと思います。
誰のところにも、サンタクロースはやってきます。こんな馬鹿げた世の中だけど、せめてこの一夜、この一日くらいは、全ての人に祝福を。
2001-12-26 (Wed) Version
昨日は奇麗事ばかり書き過ぎたかしら?ホントは不審船の話しや、ジャックマイヨール自殺の話しもしたかったんだけど、昨日は特別な日だからやめ、だったのよね。
【不審船社説】
<参考資料>社説対決 不審船問題
久しぶりに社説比較シリーズを収録しました。例の不信船問題です。
今回も、社説に対してとりあえずコメントはしないけど、この事件についてはツッコミどころが満載なので折りを見て書きたいなぁ。。。
【頑張れNHK!】
偽プロジェクトX(Flash)
ていうか作るの早過ぎです(笑)。あの映像が報道機関に流れたのが24日夜。その日のうちに作ったというのか!
ていうか、最初はハラ抱えて笑ってたんだけど、その内、かつて憧れていて今でも心の片隅で目指しているジャーナリストに対する羨望の気持ちが強くなってきてしまって。。。これやこれを見て、不覚にも落ち込みそうになってしまいました。いや、もちろんNHKの報道体制への批判はあるけど。。。それでも、現場で活躍する人たちを見ていると。。。
彼らはカコ(゚∀゚)イイ! それに比べて今の自分は・・・・・・あぁ、久しぶりにネガティブ。
【イルカになった人】
仏の潜水家ジャック・マイヨール氏が自殺(Yahoo!NEWSより)
ハッキリ言って彼のことは映画『グランブルー』(リュック・ベッソン監督)でしか知らない。それでも、この一報はショックだった。この映画は、ワシの好きな映画としてはトップクラスに位置し、しかもマイヨール氏がモデルになった役名ジャック(ジャン=マルク・パール)の純粋さ(とにかく目が美しい)に惹かれたから。そんな理由で知ったマイヨール氏だけど、彼の行動、活動を、見聞きし、通じて、やはり彼の持つ美しいエネルギーにわずかなりとも触れていただけに、ショックだった。
何故自殺なのか。その理由など若輩で凡人のワシには知る由もないが、映画のシーンを幾つか思い出した。そして、何故か納得出来た。心より、ご冥福をお祈りします。
参照リンク(ジャック・マイヨール氏&グラン・ブルー関連):
★ジャック・マイヨール ジャック・マイヨール氏について。
★Gaumont映画オフィシャルサイト(仏語) 右上の検索窓で『Le Grand Bleu』で検索してみてください。
★イタリア映画案内 チラシの他、映画に使用されていたホテルなどの解説も。
★SEX:EL ジャン=マルク・パールとロザンナ・アークエットのグランブルーコンビ最新作。
2001-12-27 (Thu) Version
目の前に座った見るからにおっさん二人がふたりとも礼服。左は白いネクタイ。右は黒いネクタイ。歓喜を祝った人と去就を偲んだ人。わずか一メートルの空間に人生の縮図。
【クリスマス特集まとめました】
八日間に渡っていろいろ戯れ言をほざいてきたクリスマス特集ですが、クリスマス物語2001としてまとめて収録しました。未読の方も是非。。。
【今度は戦争だ!】
↑声はもちろんアダチユミ。
北朝鮮、不審船事件は「謀略」(Yomiuri On-Lineより抜粋)
北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、東シナ海での不審船事件について初めて報道し、「我々(北朝鮮)と結びつけることが習慣となっている日本反動の共和国(北朝鮮)敵視政策がもたらした、今ひとつの重大な謀略劇、挑発である」と日本政府を非難した。
「謀略では何も得られない」と題した報道文はまず、「さる22日に東シナ海域に停船していた国籍不明の船舶が、日本の巡視船の無差別な機関砲射撃で沈没するという史上類例のない事件が発生した」と、事件について触れたうえで、「自国の水域でもない他国の水域まで侵犯し敢行した日本の犯罪行為は、国際法も知らない日本のサムライ、やくざだけが出来る不法な海賊行為であり、許し難い現代版テロとしか見られない」と強調。不審船側から銃撃があったことにはまったく触れないまま、海上保安庁の対応を「犯罪行為」と決めつけた。
報道は最後に、「我々は、最近、北朝鮮の尊厳ある在外公民団体である朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)への白昼テロだけでなく、『正体不明の船舶』まで我々と関連づけて狂乱的に振る舞っている日本当局の北朝鮮敵視策動を、絶対に傍観しないだろう」と、在日朝鮮人系金融機関の資金流用事件に絡んで行われた朝鮮総連本部捜索も非難した。
なぁもうイイじゃないか。辻本はじめとした社民党も、自民党きっての北朝鮮擁護派野中も、もうイイじゃないか。
散々食糧援助をしてもらい、(裏ルートにて)外貨を稼がせてもらっている国に対して↑こんなことを言ってくるド阿呆国家に、なんで媚び諂わなくちゃいけないんだ?こないだも北朝鮮による日本人拉致問題にかんして、トンデモナイ回答を得ているし。国交正常化云々言う前に、まずこいつらにオツムの中身をなんとかするべき。
さて、冷静になって考えてみると、この北朝鮮の過剰な物言いは、不自然でも有る。これで国際世論を味方につけられるとでも思っているのだろうか? 国際信用度で言えば北朝鮮と日本とでは段違いだ。この日本政府非難は、長期的には北朝鮮に不利に働くこと間違いないのだが、その背景にある北朝鮮の狙いはなんなのか、これを読まなくてはならない。
単なる外交下手だ、という言い方も出来るかもしれないが・・・・・・。
ただ、アジアでは中国以外とはほとんど国交を持たず孤立した感の有る北朝鮮は、意外にもヨーロッパの各国とは国交が結ばれており、もしかしたらそのあたりの自信が、過信になっていっているのかもしれない。
もうひとつ気を付けなくちゃいけないのは、日本国内の世論の方向だ。拉致問題への対応、不審船問題への対応と、ここ数週間のゴタゴタで日本の北朝鮮への不快感は最高潮に達しつつある。もちろん、こんな馬鹿なことを言ってくる相手に対しては毅然とした態度を取るべきだが、今のような熱狂的な反感は、世論をミスリードするに都合が良い。言い換えると、扇動され易くなる。まるで同時多発テロ後のアメリカ世論のように。
国際世論がどのように反応するか、国内世論がどのように誘導されていくか、このあたりを注目して今後の報道を見守らなくてはならない。
【目からうろこ】
友人曰く、
「浜崎あゆみがツーカーのCMで『声でメールの送れるケータイ』って言ってるけどさ・・・・・・電話なんだから声が送れて当然じゃん!」
あぁ!気付かなかった!
2001-12-28 (Fri) Version
スランプある程度は脱出。
【納め】
今日明日あたり仕事納めの会社、役所さんは多いことでしょう。お仕事お憑かれ様です。ワシ?ワシはもちろん31日まで仕事です。スランプの分のツケが回ってきました(泣)。
このサイト、結構職場とかからアクセスしてくれる人が多くて、全体の半分くらいですか。後の半分は、自宅でのテレホ組ですね。だから、明日からの訪問者はガクっと減ってしまいそうですが、皆さん、お休みの間も家からチェックしてくださいね〜。
・・・・・・ていうか、年末年始にネットやるやつもそんなにいない気はするが・・・・・・。
さ、さて、そんなことを言っておきながら、1月2日〜3日の更新を休ませていただくことをここに宣言します(大袈裟な)。理由は、ワシの通う神社で、元旦祭、二日祭、三日祭とお祭りが続き、神社内でそこそこの責任ある立場だもんで、毎朝5時半おきで夜は20時過ぎまでお手伝いに行っているからです。ちなみに今年は、昨年の大晦日からひいた風邪が1月2日まで響いて、珍しくずっと家にいる正月でしたが、そこで思い知ったのは正月のテレビ番組のつまらないことつまらないこと。こんなんだったら家でのんびりするより神社行って忙しい方が100倍マシだわ。
ま、今でこそほぼ毎日更新してるけど、もともとマターリ更新サイトなんで、ね。そして、会社からご覧になっている方は、仕事始めになり次第、DailyでLogも読んでくれるとこれ幸い。やっぱり、人に読まれている、ってことが、こうして書きつづけることの一番のモチベーションなんで。んで、仕事始めも大事だけど姫始めも大事だぞぅ。
【2001年オレ映画祭】
小説評はしないのかって?だって小説ほとんど読んでないんだもん・・・・・・(いいのか?)
★劇場
リトルダンサー / ペイフォワード / 日本の黒い夏[冤罪] / 小説家を見つけたら / シーズンチケット / 隣のヒットマン / マレーナ / トラフィック / みんなのいえ / A.I. / ラマになった王様 / パールハーバー / 千と千尋の神隠し / 猿の惑星(リメイク) / 蝶の舌 / 愛のエチュード / 眺めのいい部屋(ニュープリントバージョン)/ ニュー・イヤーズ・デイ 約束の日 / ソードフィッシュ / 陰陽師 / トゥームレーダー / 冷静と情熱のあいだ
★レンタルビデオ
バックドラフト / エネミーオブアメリカ / 攻殻機動隊 / 踊る大捜査線 THE MOVIE 完全版 / 洗濯機は俺に任せろ / パッチ・アダムス / クール・ランニング / マーキュリー・ライジング / スクリーム / スクリーム2 / スクリーム3 / パルプ・フィクション / 2001年宇宙の旅 / グッド・ウィル・ハンティング / 菊次郎の夏 / 月とキャベツ / エリン・ブロコビッチ / AKIRA / 完全なる飼育 / きみのためにできること / ジョー・ブラックをよろしく / π / 世界中がアイラブユー / 打ち上げ花火下から見るか横から見るか / スペースカウボーイ / ラブレター / 猿の惑星 / TAXI / TAXI2 / 聖なる嘘つき / 最終絶叫計画 / ホワイトアウト / マルコビッチの穴 / ダンサー・イン・ザ・ダーク / シックス・デイ / デンジャラスビューティー /
今年見た映画、レンタルと劇場を合わせて覚えてるだけ書き出して見た。過去に見たことあがあっても、今年も見てればいれてる。↑これで全56本。11月半ばまでは年100本ペースで見てたはずだから、忘れているのがあと30本くらいあるのかしら???
ま〜、ものによっては随時レビューもどきを書いてきたけど、今日は2001年総決算ということで、『今年見た映画の中で覚えているものの中から独断ランキング〜!』です。判定基準もかなり独断。
面白かった映画
マレーナ(素朴?で良) / 小説家を見つけたら(ベタなんだけどね) / ダンサー・イン・ザ・ダーク(好き嫌いが別れるだろうけど) / 千と千尋の神隠し(今年の邦画の中では一番だよな) / 菊次郎の夏(アニメ以外の邦画では一番)
つまらなかった映画
マーキュリーライジング(ダメ) / きみのためにできること(ダメダメ) / スペースカウボーイ(惜しい) / エネミーオブアメリカ(ハァ?)
前評判の高さのわりにそれはどうなのよ?な映画
A.I.(スピルバーグでもやっていいことと悪いことがあるだろうに) / 猿の惑星(リメイク)(リメイクしなきゃ名作のままだったのにね。これで愉快作になってしまったよ) / 冷静と情熱のあいだ(ま、小説への思い入れが強いんで)
単館系のくせに頑張ってるじゃ無いのよ。あんた良いわよ〜。な映画
ニュー・イヤーズ・デイ約束の日 / シーズンチケット / 蝶の舌
単館系とイギリス映画の良さが目立った今年でした。まる。
2001-12-29 (Sat) Version
吐くまで呑んだ。
【ジョブズの給料】
またも1ドル。Steve Jobs氏の給与明細(ZDNNより)
でも飛行機貰ってるし。
【さらばCNN】
CNN.co.jp サイト休止のお知らせ
アメリカ一のニュースネットワークと提携している朝日だけが喧伝するわりには、いろいろと報道態勢に問題を抱えるCNNではありますが、特にこぼれ話なんかはネタ元としてかなり面白かったので残念。。。
【森田一義アワー】
問題です。いいともでのタモリは必ずある曜日にはジャケット、スーツを着用してませんが、さてそれは何曜日でしょうか? いいともを思い出してみ。
答えは、テレビの土踏まずさん2001年12月28日付けのテキストの『「笑っていいとも!」におけるタモリのファッションに関する調査』をご覧くださいな。タモリのいいともでのファッション傾向が一目瞭然です。
【今日はコミケだ!】
よっしゃ、仕事一区切りついたぞ〜!
いや、ぶっちゃけ、行ってもワシ何も買わないんだけど(あまり同人に興味が無いので)、自分も本を置いてもらってる(同人じゃん・・・・・・)友達の陣中見舞&本の所望もあるので、これから逝ってきます。はい。
ちなみにワシの作った本は、↓にも告知してあるけど、東Q−30a『玉葱工房』さんに置いていただいてます。よろしくっ。
2001-12-30 (Sun) Version
今日だけ群集恐怖症。
【もちろんワシもヲタだというのは大前提】
あぁぁぁぁぁヲタクがいっぱいいゆ〜〜〜。このむずがゆさがたまりませんな。でも今回は着いた時刻が遅く(15時半)コスプレが見られなかったけど、あのゾクゾク感(悪い意味でも:笑)もたまりません。
ブースを出している友達はもちろん、アニメイトの社員で企業ブースの担当をやっている友達がいたり、コミケの統括部&サイトの運営をやっている友達がいたり(今日も会場で会ったら「こん中にコミケの全財産が入ってるんだ♪」と軽い口調で袋見せられたり。。。いいのか?)、コミケでも有名らしい(同人?)エロゲ作ってる会社の社長と知り合いだったり、コミケとの関わりは知らないところで強化されているワシなのですが、これがまた、自分ではまったく同人誌を買いません。同人誌は出すんだけど、買わない。
この辺はトラウマがあって、それは初めてコミケに行ったちょうど10年前。ワシは『バスタード』という漫画が好きで、それに関連する本が出てると言う情報を聞いて、それがコミケとは知らず、小さなイベントと思って参加してしまい、着くやいなやの人いきれに混乱し、良く分からないままカタログを手にしていて(当時はカタログ=入場券みたいなもんだった記憶が)、良く分からないまま何冊かの本を買っていました。で、その内何冊かはいわゆる801。えぇえぇ、それまでそんな世界を知らなかった中学生には結構な衝撃だったんですよ。。。むしろ笑劇。
それ以降、なんだかんだでまわりにそういう友人もいることに気付いて、友達が本を出すといえば、売り子で手伝ったりゲスト原稿を書いたりして、1〜2年に1〜2回くらい顔を出すようになって、昨今では開き直って人間観察が楽しくてコミケに行っていたりもしますが、いまだに本は買えません。恐いんです、何が出てくるかわからないところが特に・・・・・・。
ま、自分もコミケとはまったくジャンルが違うながらも本を出してますからね。どこのものともつかない本を。だから、別に批判する気はゼロです。ただ、面白い空間だよな〜、っていうか、おまえら普段どこにいるんだ!ってくらいヲタさんがイパーイいるのが面白くてたまりません。むずがゆいし(笑)。
・・・・・・ともあれ、ワシらの本をお求めくださった方、ありがとうございました。おかげさまで予想を上回る冊数が売れました。友人のブースも完売したようだし、目出度し目出度し。。。か?
2001-12-31 (Mon) Version
一日警察手帳。
【今年も皆さんありがとうございました】
今日で2001年、平成13年も終わりですね〜。ネットのオン、オフを問わずお世話になった方、このサイトに一度でも訪問してくださった方々に、厚く御礼申し上げてみたり。
大晦日&元旦、といっても見方によってはいつもと変わらない地球の公転活動の一環と言い切ることも出来ますが、それじゃあまりに味気ない。やっぱりグレゴリオ暦でいうところのこの1年の区切りの日ですから、この年を総覧し、新しい年へ襟を正したいじゃないですか。正したいじゃないですか。正したいよな?な?
というわけで、カナーリ長くなりますが、世界、ネット、オレ様に分けて、この一年を振り返ってみようかと。別に目新しい見解を書くわけじゃなく、ワシの感じたことそのままに書くので、どっかで読んできたようだったり今更だったりすることもご容赦あれ。
【2001年世界】
もうこれは、9.11ショックをおいて語れない。アメリカ、ニューヨークで始まった21世紀最初の大戦争。
戦争の世紀として記録された20世紀が終わり、新しい世紀は人類のさらなる飛躍の100年になるのでは、そんなことが2001年の最初には言われていたはずだ。だがそれは、富める国の傲慢でしかなかったことが始まって9ヶ月に満たずに証明されてしまった。21世紀なんて節目は、西暦を使うものたちにとってしか意味がなかった。西暦を使わない欧米を恨む者にとって、世紀の節目なんてものはなんの意味も持たない。結局世界は、昨日のことを繰り返すしか出来なかったのだ。
戦争は終わらない。終わらせたくない人間がいるからだ。それは、宗教的、思想的背景に関わらない。人の業、支配者のエゴ、被支配者の熱狂、それらを利用するこの世界最大の黒幕は誰だ。
日本の2001年を振りかえるにもっとも象徴的な事件は、12月22日奄美大島沖の不信船騒ぎかも知れない。同時多発テロを経て、日本はその法の根本である憲法の致命的な欠点、その問題を先送りにしてきたツケを一気に支払わされた。最早、9条改正、自衛隊のあり方、国際協力の手段など、日本という枠組を語るに必要不可欠な議論を避けて通れなくなった。2002年の日本は、女帝議論→天皇制のあり方を含めて、憲法論議が盛んになるのではないだろうか。これは予測ではなく願望だが。
中国のWTO加盟、北朝鮮の態度硬化、台湾情勢、そしてイスラム教徒を多く抱えるアジアの国のアンチアメリカニズムへの情勢不安。来年のアジア情勢は近年に無いくらい大きく変わるはずだ。日本という国は、どんなに声高にグローバリズムを叫んだところで、日本という枠組の次にアジアという枠組で語られる。アジアでの役割、アジアでの強さ、それが世界の中での日本の役割を決める。それが良きものになるか、悪しきものになるか。日本を舵取る人々と、それを選ぶ国民の資質が問われる。・・・・・・どうにも明るい展開が見出せない現状が残念だが。
新大久保駅転落事故、えひめ丸沈没、李登輝訪日、新しい歴史教科書、小泉内閣誕生、池田小学校児童殺傷事件、そして同時多発テロにアフガン戦争。ここに書ききれない多くの出来事と、人間たちの喜怒哀楽は、その全てを記録することも記憶することも、ちっぽけな一個人には出来ないが、決して忘れるべきものではない。人間は、常に社会から、世界から教訓を得ているはずなのだ。その教訓が噴出したときに、始めて世界は2001年の最初に期待された、新しい世界へと踏み出せるのかも知れない。
平和な世界であって欲しい。そう語り、そう祈る人々の気持ちは、無駄なものではないのだ。
【2001年ネット】
もう今年はテキストサイトの年。これに尽きる。2ちゃんねる?確かに今年もいろんな話題を振りまいたけど、ワシの中では2000年が2ちゃんねるの年だったので、今年ははずす。ノミネート外。
もちろんテキストサイトの年となったキッカケは、侍魂の先行者。3月の中頃だったか、(2ちゃんを始めとした)アチコチの掲示板類にアドレスのコピペ。そして一気に膨れ上がった侍読者。まさに、爆発、という感じだった。このいわばマーチインパクトは、今までたいしてネットに繋いでいなかった人を呼び込んだ。
それまで、ReadMe!上位サイトといえば、ニュース系が定席だった。1位:裏ニュース(閉鎖)、2位:TECHSIDEっていう感じだったかな、ワシの記憶が確かなら。いわゆる『テキスト系』ってのは上位にありこそすれ、今のようにTOP100位の半数以上を占めるには至らず、そもそもHIT数自体がTOPの裏ニュースで50000、2位はその半数のHITで、それ以下は10000行く日もあるかな、くらいだった(ように記憶している)。それが、侍魂の出現が出現し、『テキストサイト』という存在が認知されるにいたって、それまでにも活躍していたテキストサイトも日の目を見るようになった。また同時に、侍魂を真似た模倣サイトが数多く出現し、その多くはスタイルだけを真似たネタの面白く無いものが多く、次々淘汰されていった。
侍魂によるマーチインパクトは、いわばネット人口自体の底上げをしたわけである。それは、サイトの閲覧者も、サイトの開設者も、である。ウチ?侍さんトコより2週間早く開設してますが何か?
そしてマーチインパクトのもう一つの効果、それはネット哲学の黎明である。テキストサイトの隆盛で、サイト論、アクセスカウンター論、アンチサイト論、見なければ良い論など、ネットというものに対する一大哲学が展開されることになる。もともと文章コンテンツがメインだからテキストサイトなのである。ネット、そしてWEBSITEというものに対する果てしない論理展開、果てしなく繰り返される反論。両論併記などを考えてたら果てしない数のサイトをリンクしなければいけないので、今はその舞台となったサイト群は割愛するが、意地の張り合いとも見える議論も、有意義な形で集束されていく議論も、ネットを長くやっている者にも初心者にも、この不完全なツールとしてのネット&サイトってもんについて考えるキッカケをもたらしたのではないだろうか。っていうか誰かこの辺の今年の議論の流れをまとめないかしらorまとめたサイト知らないかしら?いや、各論についてはそういうサイトあるのもあるんだけど。
もうひとつ特筆すべきは、ネットウォッチャーサイト&ニュースサイトの急増。老舗のTECHSIDE、sawadaspecial、BWAを脅かす(?)存在として一気にクローズアップされたのが、ヴァーチャルネットアイドル(VNA)ちゆ12歳。もはや説明は不要。ちゆの出現は、ニュースサイトのあり方に対し、一石を投じたのではないだろうか。それまでの、どちらかというと『情報の羅列』型とはまた違う切り口としての、+αさせた『解説』型ニュースサイト。もちろん老舗も解説文はつけてたけど、それはどちらかというと『一言コメント』とでもいうべきもので、それに比するとちゆは深く掘り下げている。この『ちゆスタイル』の確立は、やはり多くの模倣サイト、VNA群を生み出した。
侍魂によるマーチインパクト、ちゆ12歳によるちゆスタイル、これらは決して新しいサイトのあり方ではないのだが、新しいネットのあり方を自然発生させた点で、やはり2001年を総括するに相応しい出来事だと思う。これらのサイトとその派生によってネット人口(ネットにアクセスする人、ではなくネットを利用してアソブ人)が急増し、一般に認知されるに至ったのが、やはり今年のネット界のもっとも大きなトピックスではないだろうか。
余分な追記を記しておくと、別にワシは大手に迎合して書いているつもりは無い。大手サイトってのは、それだけで破壊的な影響力を持つものなのだから、無視してとおることは出来ないだけだ。2ちゃんねるへの好き嫌いと、2ちゃんねるの影響力を語るのは別問題、ってのとおんなじ。
・・・・・・と、ここまでまとめておいて、すっかりインパクを忘れていた自分に、いや、その程度のインパクトしか与えていなかったインパクに呆気。いや、、、一応面白い試みだとは思ったんだけど、、、どうみても失敗だしね、これ。ていうかさ、前も書いたけど、もはやパビリオン形式の博覧会なんて、リアルの世界でもバーチャルの世界でも流行らないよ。。。
ん?1ch.tv?ナニソレ???→★★
【2001年オレ】
もうここまで読んでいる人間もいまい。
2001年。この響きには不思議な魅力があった。ノストラダムスの予言を信じていた小学生の頃、ワシの人生は1999年で終わっていた。2001年という未来は自分の予定にはなく、その先の未来を題材にしたSFなんてのは、夢物語で終わるはずだった。
2001年が時系列として存在することを理解した=ノストラダムスの予言の嘘(というか五島勉の嘘)が分かった中高生の頃、湾岸戦争からバブル経済の終息、そして阪神大震災に松本、地下鉄サリン事件、暗いニュースは思春期の若者の心を曇らせるに充分だった。世の中に対する諦観。世の欺瞞に対する反感。21世紀という数年後の未来に、それらを解決するきっかけを求めた。2001年という25歳のはずの自分に、懐に収まりきれない夢を重ねていた。
今、実際に21世紀、2001年を迎え、そして終えようとしている。これは不思議な感覚だ。人型ロボット、宇宙旅行と行った夢物語が次々実現し、世界はやはり暗いニュースに溢れ、そしてワシはここに生きている。昔に比べて、さらに大きな夢を抱きながら。
個人的なことを言えば、当たり前だが多くのことがあった。出会いはもちろんだが、諍いをキッカケに大事な人との別れもあった。永遠に再会できなくなった人もいる。イベントやデザインの仕事をこなし、失敗をし、それでもなんとか会社を抱えたまま年を越えることが出来た。自分の夢へ向かう手段としてサイトを開始し、様々な意見、批評をいただき、文章を書きつづけ、ささやかながら一周年を迎えようとしている。
自分に何が出来ているのか、何が出来るのか、たかが四半世紀を生きただけの若造だが、アクティブに求めつづける姿勢を失わず、新しい年を迎えよう。これまでの25年を受容し、また新しい一年を受容しよう。
▲コトノハDaily
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