インデックス>ホーム>コトノハDaily>Dailyログ2002年9月中旬
▲コトノハDaily
2002-9-11 (Wed)Version
結局帰ってきたんで普通に更新。
【911ってもの 〜アメリカとその他】
まー、長々書けばキリが無いから簡単にまとめとく。
まずは、あの時犠牲になった方々の冥福を祈り、その家族の方々の苦しさを思う。同時に、その後アメリカによって引き起こされた戦争の犠牲者の冥福も祈る。彼らは全てが911テロの犠牲者であり、理不尽な理由によって命を絶たれた被害者だ。
この一年、アメリカは、それまでと同様に多くの幻想を世界に押し付けてきた。それは「アメリカンスタンダード」を「グローバルスタンダード」と呼び変えて、世界経済を席巻してきた90年代に似ている。今回は「対テロ戦争」という幻想を作り出し、世界の価値観を席巻しようとした。さすがに「グローバルスタンダード」で痛い目を見ていた世界は、同じ手には乗っていないが、どうも日本は国内を覆う倦怠感とともにずるずるとその渦に巻き込まれていそうな気がする。
ワシは基本的に、上記にあるようにアメリカに批判的だが、感心させられていることもある。それは、アメリカの行動力とダイナミズムだ。このあいだの、新しい情報を取りまとめる省庁の新設など、その最たるだろう。経済も、軍事も、不都合があるなら、それが具体的に露呈されるなら、すぐに現実に即した形に改善していくその姿勢は、実は今最も日本が見習わなければいけないものだろう。
思うことを取りとめなく書いてしまった(あまり時間が無いので言葉が拙いのはご容赦)。報道されない数多くの紛争、内戦が世界中で続く中、目立つもののみに注視してしまうのは、情報源をマスゴミにしか求めない我々の悪い癖かもしれないけど、最も日本に重要な関わりを持つものに目を向けていることは、悪いことではない。やはり我々は911に対するアメリカの動きと、世界の動きを注視すべきで、そこに絡まる日本政府の動きを、監視しなくてはいけないだろう。
2002-9-12 (Thu)Version
なんかスケジュールがビミョーな日々ってありません?当日になっても当日の予定の決まってない毎日とか。
【やっぱり言い足りない】
この一年、まぁ多くの人がそうじゃないかと思うんだが(少なくともワシの周りはそうなのだが)、アメリカへの不信感は高まるばかりだった。
何がいかんって「嘘」。それもありありと分かる嘘を喧伝しておいて、結局後で撤回する。ワシにとってその最たるは「アメリカの兵器の命中精度は高い。空爆による民間人の犠牲者は出さない」というもの。よく考えるまでも無く、民間人の犠牲無き戦争(今回は虐殺か?)などあるわけないのだが、これでもか、ってくらい繰り返し言われ、ついついそんな気がしてきたところに、今度は現地のジャーナリストから誤爆の情報が続き、収集しきれなくなるやしぶしぶそれを認める。まぁ、そんなのは湾岸戦争のときと同じ手法であり、それに騙されていては情報のあふれる現代を生き残ることは難しいのだが、その傲岸不遜ぶりは、やはり鼻につく。
イメージ戦略や情報の操作それ自体が悪いとは言わない。ただ、アメリカという国家が、自らの影響力の強さを自覚しながら、それを「悪用」するさまが、みていて気に入らないのだ。
一年を閲したブッシュ大統領は一年前と同じことを言っていた。「自由と民主主義への挑戦に、必ず勝利する」。その「自由」と「民主主義」を名目にしたアメリカニズムのイデオロギーこそが各国の不興を買っていることは、そして、同盟国と自国民の「戦争に反対する自由」を奪った自らのパラドックスは、やはり改善されないのだろうか。
2002-9-13 (Fri)Version
ふと口ずさみ始めたキャンディキャンディの主題歌をフルコーラスで歌えたときの虚しさといったらもぉ!
2002-9-15 (Sun)Version
この3連休もまったく休めません。会社じゃないけどね。
【人類は・・・・・・】
お食事中の人にはオススメしません。(ネタ元:nubonba)
正露丸
微妙に面白いっす。ちなみに、大幸薬品オフィシャルっす。
【Tシャツ好き】
T-select supported by Yahoo!Gear/プライスダウン・Tシャツ・オーディション!
オリジナルデザイナーズTシャツのT-selectが、何時の間にかやふの参加に入ってました。デザインを応募して、多くの人が「欲しい!」と思って注文したら、ホントに作っちゃう、というシステムです。ちょっと、応募してみようかと思ってますが、ナニゲにあまり盛りあがってないのが気になるところですな。
2002-9-16 (Mon)Version
誕生日休暇、ってわけにもいかないもんだね。でも更新のほうはお休み。
2002-9-17 (Tue)Version
なんだかんだであちこちからいっぱい祝ってもらっちゃった。意外な人徳。あるいは悪徳。
【注目二本】
<イラク>無条件で国連査察受け入れ 外相が書簡(Yahoo!ニュースより抜粋)
イラクのサブリ外相は16日、アナン国連事務総長と会談し、国連による大量破壊兵器の査察について「無条件で受け入れる」とのイラク政府からの書簡を手渡した。米国が大量破壊兵器開発疑惑を盾にイラク攻撃の構えをみせる中、最悪の事態を回避するため、イラクが柔軟姿勢をみせたものだが、米国が懐疑的な反応を示しており、実際に査察が再開されるかどうかは予断を許さない。
記事はアメリカ寄りに書いているけど、ワシはむしろアメリカの次の「言い訳」が楽しみだ。
<日朝首脳会談>朝鮮半島と深いかかわりの人たちは……(Yahoo!ニュースより)
いろいろトピックスがあるので面白い記事かな、と。もうすぐ共同宣言の発表ですね。
2002-9-18 (Wed)Version
ふぐのひれ酒の毒が回ってきました。
【取り急ぎ】
小泉総理訪朝各社社説比較
9月18日付け朝刊に当たる、小泉総理訪朝に対する各社社説の羅列です。根本的な見解の相違は見られませんが、言葉の端々にやはり各社の特徴が出てて面白いです。
話題のホットなウチにワシの意見も上げたかったのですが、ちょっと時間が無いので明日に順延。
2002-9-19 (Thu)Version
明日からこんなんに出にゃならんし、その他含めちょっとてんやわんや。
【(更新・・・できるか?)】
無理でした。。。
2002-9-20 (Fri)Version
結局日が変わってからですな。
【ファースト・インパクト】
ホントに機を逃した気がするけど、まぁ私見を書き連ねてみる。
今回の小泉総理訪朝、マズゴミも、いわゆる「識者」も、個人サイトも、本当に様々な意見・見解が入り乱れていて、不謹慎ながらオモシロイ。別に大上段に構えて出来事を敷衍するわけじゃないし、そんな高みの視点も持っていないんだけど。
そんなワシの基本的な見解は、「かなりの評価」だ。ただしそれは今回の訪問を単体で見たときのものであって、問題は今後の交渉にあると思っている。そして、それを考えたとき、この国の政治力と交渉力と情報力は、あまりに貧弱すぎる。ここでこそ求められるのが「強力な指導力」ってやつなんだが、小泉総理にそれが無いのはこれまでの実績で証明済み。その意味で、非常に八方ふさがりな状況に追い込まれたのは確かなのだが、それでも、それまでに比べればこれは大きな前進だと思う。さらに言うなら、まだ切り札は日本にある。いわずもがな、「カネ」だ。生存者の帰国、認定されていない「拉致疑惑被害者」の行方などの「人的」切り札は未だ北朝鮮に握られたままだが、これは今までの状況と変わってない中、国際世論を味方につけられる(それも今後の日本政府の立ち回りにかかっているのだが)可能性が出てきたのだから、それは北朝鮮も無視し得ないだろう。
ところで、今回の結果を悲観する意見も多い。特に、拉致された被害者たちの家族を映して、「結局何しにいったんだか。苦しんでいる人たちは変わってない」という論調が多い。典型的なお涙頂戴。そういう論調を張る人たちに聞きたいのだが、小泉総理が行かなければ、死んだ人たちは生きていたとでもいうのだろうか? そんなわけはない。人の生き死には9月17日時点で既に「確定」されていたことだ。小泉総理が行かなければ、その犠牲は広がりこそすれ、狭まることは無い。なぜなら既に亡くなっているのだから。ここで非難されるべきは、小泉総理ではなく北朝鮮という国家だ。小泉総理は、日本の今までの、無能無策なだけの政治屋どもがむしろ積極的に澱ませてきたこの問題に、大きな、塞ぎようの無い風穴を開けた。犠牲者の悲しみは、察することすら困難ほど深いものだろう。じゃあその怒りは何処に向けられるべきか、といえば、それは北朝鮮という国家であり、過去の日本の政治屋どもだと、繰り返し言っておく。
そしてもう一つの否定的な意見。「何故交渉の席を蹴って、帰国して世論をまとめてさらに対処すべきだった」という人たちに聞きたい。それをやったら、戦争になる可能性が大なのだがその覚悟はあるんだろうな? もちろん、金総書記と北朝鮮という国家を擁護する気は全くないが、彼らは国際的な政治力学の中で、最大限の譲歩をしたのだ。意外なことだが、北朝鮮は、ヨーロッパやアジアの国々とは、きちんと国交を持っていたりするのである。今回の交渉は、一見友好を模索する北朝鮮の態度と、結果が良かったこととに隠されていて見えないが、両国ともかなりのギリギリのラインでの首脳会談だったことは、想像に難くない。つまり、一歩間違えれば戦争、そのプレッシャーの中での会談だったってことだ。何とか平和裏に終えた結果のみを見ての弾劾は、ただのいじめに過ぎない。
ワシは今、とりあえず日本で弾劾されるべきは、これまで無能無策を繰り返してきた、自民党の野中元幹事長を始めとした、社民党他までも含めた超党派の「北朝鮮」利権組の政治屋だ。そして、それを後押ししてきた、イデオロギーに偏った一部の大マスゴミだ。拉致疑惑などでっち上げだ、とまで言い切った政治家、政党は、きちんとその責任をとるんだろうな? そして何の進展もしないまま無策に税金を北朝鮮につぎ込み、利権だけをむさぼった政治家は、自らの行動を恥じて辞任くらいするのだろうな?
感情的になってしまった。書いててだんだん腹が立ってきたもんだ。も少し書きたいのだが、ちょっと今は時間が無いので中断です。もしかしたら再更新で書き足すか、明日に続きですな。
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