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「コンビニエンスストア、というものがいつからこの国にあるのか、僕にはよく分かりません。だけど、それは僕がこれから話す物語にはあまり係わり合いのないことで、つまり、僕としては、皆さんがコンビニというものを知っててくれればそれでいいのです。あの夜中でも変にぴかぴかと明るく街中に浮き上がる、四角い妙な場所のことを・・・」 高校生活最後の夏、一人の男子高校生が、自分を取り巻く環境と様々なしがらみの中で、ひと夏だけと、心に決めて、始めたアルバイトがコンビニ店員。キッカケは、些細なことだったのかもしれない。が、そこから「彼」の運命は、大きく変わり始める。憧れの先輩との再会、恩師との出会い、ちょっと不思議な常連さんに囲まれて、少しずつ、変化してゆく日常。見えないモノが見えてきて、最後の夏は、加速度的に過ぎてゆく・・・ どこにでもあるようなコンビニを舞台に、ちょっと不思議な人間模様を独自の視点から、鋭く描く、シチュエーションコメディ。たくさん笑って、ちょこっと泣いて、何故か、元気が出る、そんなストーリー。 |
メンバー | ご挨拶 |
皆々様、今年の冬は例年の夏に比べて、かなりの冷え込みが予想されるわけですが、如何お過ごしでしょうか。僕は、元気です。あ、でも、無職です。大学卒業後、何をしてるんじゃろ、というと、こんなことしてます。ご挨拶が遅れましたが、NG企画主宰のナイスガイ初谷と申します。そんな僕が、近況報告を兼ねて、お届けします。 NG企画vol.1『コンビニという四角い箱の中で、愛をさけぶ』 NG企画というのは、ナイスガイのナイスガイによるナイスガイのための自作自演ユニットであります。いわずもがな、NGの意味は・・・ この話は、我々にとって、非常に、極めて、身近な存在であるコンビニエンスストアを舞台にした純然たるコメディーです。ちょっと下世話で、笑って、泣ける、そんな話に仕上がってるような、仕上がってないような、それは皆様にご判断いただきたく。 今回の話を書くにあたり、取材を兼ねて、コンビニでアルバイトをしてみようと思ったのですが、思っただけで・・・ほら、僕って、口だけなんですよ、いろんなことが。ので、勢い余って、僕の独断&偏見、そして、汚物にまみれたコンビニ像を描きました。かも。苦情は一切受け付けません。知ったことか、ってな感じです。万が一、紛れ込んでいるとしたら、関係者の方々、ゴメンなさい。 正直なところ、我が身を呪っても呪いきれないぐらいに、トラブル三昧の現場だったことは、秘密。玉砕覚悟で神風特攻隊を気取りまくりの僕ですが、文字通り、のれんに腕押しだった日々の中で、そんな僕にも手を差し伸べてくれる人が、優しくしてくれる人がおりました。情けは人のためならず、という真実を知り、強く儚く歩む決意新たに、合言葉は、ポジティブシンキング。想いは、応えるためにあるのだとしたら、今の自分にやれることを、とにかく、精一杯、頑張ってみようかな、と。 今回のドタバタ劇の中で、いろんなことを学びました。普段、仲良くしてると思い込んでおった友人どもの二面性、堪能しました。でも、そんな中で、貴重な人と出会うことも出来て、いろんな人に助けてもらいながら、自分が生きてるのだな、ということを再認識。もとより、僕のわがままで公演を打つことになったわけですが、当たり前なれど、いかんせん、演劇は個人の力では、どうにもならないことが多すぎる。だからこそ、見えてきたモノが、たくさんあるから、僕も、いつか、感謝の気持ちをカタチにして、これから関わり合っていくであろう、たくさんの人たちに還元していけたらイイなぁ、と思ったり、思わなかったり。今後とも、生温かく見守っていただけるとしたら、嬉し恥ずかし。 そんなこんなで、どうにかこうにか、こうして、今日という日に辿り着きました。本日は、ご来場、ありがとうございました。 NG企画主宰 ナイスガイ初谷 special thanks : mie
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公演写真館 |