インデックス>ホーム>コトノハDaily>Dailyログ2007年10月
▲コトノハDaily
2007-11-9 (Fri)Version
本日は、理論性より感情論です。ツッコミどころも満載。
【祝えば良い】
友人が結婚式にチャイナドレスを着ていこうと思いつつ調べてたら、こんな情報を見つけて再考してしまったそうです。
・YAHOO!知恵袋より
【質問】
今度友達の結婚式に呼ばれていてその時にチャイナドレスを着たいのですが結婚式にチャイナドレスってどうですか?
【ベストアンサーに選ばれた回答】
あなたが日本人なら止めなさい。
注目されるのは間違いないです。変な意味でね・・・。
着物やチャイナドレスなども民族衣装はその民族の人が着るから正装になるのです。他民族が着てもコスプレにしかなりません。
知恵袋内でもチャイナドレスは賛否両論です。反対意見の方が多いかと思います。披露宴は知恵袋以上にいろいろな年代・立場の人がいます。
その人たち皆が不快に思わない格好をしなければいけません。あなたの評価はもちろん、友人の評価も下がります。
それに日本の着物でも振袖や訪問着・浴衣など、いろいろなTPOがありますが、あなたはチャイナドレスのTPOをご存知ですか。
もしかしたら、あなたが着ようとしている物は日本の浴衣程度の物かもしれませんね。
えぇと。
ここで「民族衣装はやめなさい」云々行っている人は、スーツやドレスが欧米の民族衣装であることを理解されておられないのでしょうか?
嘆かわしい。
今のフォーマルとされているスーツやドレスだって、ほんの100年ちょっと前に、和装が礼服だったところに入り込んで来た異文化。それがさも普遍の定めごとのように言うのは、知ったかぶりの子供のような稚拙さです。
ワシは、招待者(新郎新婦)に嫌がられるのでなければ、好きなもの着ればいいと思いますよ。年配の方が不愉快?知ったことか。貴方たちは主役じゃねぇ(まぁ主役の新郎新婦が後で詰られるのだとしたら心苦しいですけどね)。
結婚式はお祝いの席ですから、祝う気持ちをもっていて、華やかになるなら、チャイナだろうがアオザイだろうが構わないと思います。もちろん、スーツやドレスでも。
……ま、ワシは民俗衣装スキーだから、これはこれできっと偏った意見かもしれませんが。そして自分は結婚式行く時はダブルのスーツですが。笑。
礼節、って、その文化内に置ける経験則ですから、明確な善し悪しがあるわけじゃありません。だから変節していくものだしそれも含めて文化なんだと思います。
2007-11-12 (Mon)Version
ちょっと前のニュースですが。
【設問ミス】
個人的な見解です。
久しぶりにこんなひどい調査(というかひどい分析)を見た。
動画共有利用経験は8割、3割が保存も著作権意識は低い〜動画共有利用調査(RBB Todayより)
このニュースのソースがこちらの調査。
共有動画の閲覧経験は78.6%。著作権への関心はわずか6.4%
えぇと。ここに公表されているデータと分析結果からのみ論じますが。
この著作権部分の調査分析は『ユーザーは著作権に違反する動画しか見ていない』という視点(結論ありき)に立っているとしか思えない。すなわち『ユーザーが見ている動画が著作権違反をしていない』という視点に立っていない。
そもそも分析(結果)に対する設問(原因)が悪いですね。著作権に関するユーザーの意識を分析したいなら、専門の項目を作るべきで、このような他の項目と混ぜ込んだ曖昧な設問から「著作権への関心は低い」なんて分析をするのは、調査対象者と調査結果を読む人を馬鹿にしすぎています。
そりゃあ実態はあると思いますよ。でも、だからといって、このような恣意的な方法で決め付けようとするのはどうかと思いますよ。これが、現在文化庁の諮問機関で議論されている「私的録音録画小委員会」とかの根拠として採用されたら、むしろもう笑い話ですよ。
ワシは(調査という意味での)マーケティングに関しては素人も同然ですが、興味はありますし、最近『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』という本を読んだこともありまして、ちょっと、このやり方に憤りを感じた次第。
ただ、著作権への啓蒙がされていない(正しい理解がされていない)のも、こんな調査結果とは別に、事実だと思います。それは、これからのネット文化の流れの中で、確実に変えていかなきゃいけない部分。
2007-11-16 (Fri)Version
なんか急遽大勢の前で喋ることになっててんやわんや中。
【基礎知識】
「アサヒる」「初音ミク」「ローゼン麻生」、現代用語の基礎知識に
うん、もうみんなが散々ツッコンでるのは分かってる。でもワシにも突っ込ませてくれ!
「能登かわいいよ能登」
「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ」
「ググレカス」
などなど……
それは基礎知識じゃない!
記事には新たに収録される97ワードが載っていますが(つか、全部にはてなへのリンクをつけた記者の気力に賞賛w)、半分くらいは使ったことがあるor知っているorパッと見で意味が理解できる、というのは、多いのだろうか、少ないのだろうか……。
2007-11-25 (Sun)Version
四日ほど前に書いたテキストで、時事ネタなのに今更。
【洒落者】
ミシュラン:「三つ星」に8店…初の日本料理も 東京版
某所(ってmixiですが)で、このニュースへの日記で「こんなものに踊らされちゃって」とか「ただの権威じゃん」みたいなシニカルな意見が見受けられたので、ちょっと思ったのですが。
ミシュランガイドは、一私企業の趣味で刊行されている本です。
ギネスブックも然り。
だからさ、みんな洒落だと思って楽しく読めばいいじゃない。なんでミシェランやそこに取り上げられた店が批判されるのか(あるいは過度に賞賛されるのか)、意味が分かんない。
まさに、「ネタにマジレスカコワルイ」
や、もちろん「趣味」や「ネタ」と断じることができないほど真剣に作っているであろうことは想像に難くありませんよ。でも、そもそも「モノの味」を「定量的(数値的)に評価する」ってこと自体が既に道楽の範疇なワケじゃないですか。
だったらそれも笑って楽しむのが、洒落者ってもんよ。
同様の理由で、ボジョレー・ヌーボーも適当に毎年楽しみます。そりゃ、もっと美味いワインは幾らでもあるさね。良いんだよ、これは祭りなんだから。
ちなみに、発表された三つ星と二つ星の店のラインナップをざっと見ましたが、ワシは二つ星のお店には数店行ったことがあるようです。
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