インデックス>ホーム>コトノハDaily>Dailyログ2007年8月
▲コトノハDaily
2007-8-2 (Thu)Version
また最近、「やりたいこと」と「やるべきこと」がゴッチャゴチャにない混ざってきて、よく分かんなくなってきた。取りあえずは、向こう二ヶ月で行く旅×4本(ウチ2本幹事)と同窓会×2本をなんとかしないと。って私用かよ。。。
【つまりでまつり】
つまりでまつり 2007夏 越後妻有 大地の祭り
ワシの大好きな【越後妻有アートトリエンナーレ】が、今年は開催年ではないですがその土地と作品を活かしたイベントを、昨日8月1日から9月2日までやっているようです。
3年前、ゼミラリーというイベントで初めて触れてから完全にはまってしまったこのイベント。どのくらいはまっているかと言えば、昨年の第三回の時に行った一泊二日の日記が長文ばかりで全六回になってしまうほど。
レポその1 出発、いきなりお腹いっぱい
レポその2 うぶすなの家 陶芸の家
レポその3 光と、花と、水と、トマト。
レポその4 記憶。思い出。残るもの。
レポその5 脱皮する日芸生
レポその6 芸術祭の最後に最後の教室
とにかく、この土地、この自然、その中にあるアートが大好きです。
さて、この「大地の祭り」が開かれている十日町市、津南町も、先日の新潟中越沖地震に被災しました(3年前の新潟中越地震ではもろに震源地のすぐ側でしたが)。ただ、作品への大きな被害は今のところ報告が無く、予定通り実施するようです。サイトのTOPにはこう書かれています。
「大地の祭り」は当初計画通り開催いたしますので、ぜひ越後妻有へお越しいただき、応援・協働いただければと思います。 よろしくお願いいたします。
そう、もちろん復興が優先されている場所はそうもいかないでしょうが、その周辺地区で、ある程度観光産業に頼っている土地では、震災の影響で客足が遠のくことが結果的に地域産業を衰退させて復興の遅れに繋がったりします。
地震の専門家でもないワシは、もう安全です!なんてことは口が裂けても言えませんが、それでも、こうして少しでも魅力あるイベントを紹介することで皆さんの足がそこに向かえばいいな、と思います。
トリエンナーレの本祭ではありませんが、今年もワークショップや地元の祭りなどとコラボして、様々なイベントが企画されています。「里山かくれんぼ」なんて、その響きだけで参加したくなります。
まぁこれだけ書いておいて、実はワシが期間中に行く余裕がないような気がしますが、まぁ日帰りでも時間が取れれば行きたいですし、やっぱりこの土地の面白さには、いろんな人に触れて欲しいな、と思います。この夏のお出かけ候補のひとつに、是非。
2007-8-9 (Thu)Version
不安定に一定している生活リズム、って怖いよね。
【エクストリーム・アイロン掛け】
有名なんですか?
Extreme Ironing(ようつべより。↓同じ動画)
エクストリーム・アイロン掛け(Extreme Ironing)とは、wikipediaの記述によれば、
<引用始>人里離れた場所でアイロン台を広げて服にアイロンを掛けるエクストリームスポーツ(究極の、極限のスポーツ)である。
エクストリーム・アイロン掛けを行う場所としては、難易度の高いクライミングを伴う山の斜面や、森、カヌーの上、スキーやスノーボードの最中、大きな銅像の頂上、大通りの真ん中などがあり、アイロン掛けの目的をほとんど無視して、スキューバ・ダイビングをしながら行うこともある。
エクストリーム・アイロン掛けは、エクストリームスポーツを行う刺激と、アイロンをすっきりと掛けたときに得られる満足感を組み合わせたものであると言われる。このスポーツは一見パロディやいたずらのように見えるが、アイロニストたちの多くは極めて真剣である。<引用終>
……はぁ……真剣、ねぇ……。でも確かに、最初のようつべの映像を見ても、おふざけだけでやれるようなシチュエーションじゃないものも確かですな。
いや、昨日雑談してたら、何故かこれの話になったのですが、一緒に話していた女史二人から「知らないんですかっ!」とほぼ詰問状態で罵られあわわあわわとなった次第。なるほど、先のwikipediaの記事を見ると、日本でも協会があって、なんどかテレビでもやってるんですね。
エクストリームアイロニングジャパン
そして、「世界記録」とされているものもすごいです。曰く、
・高度記録は、アルゼンチン・アコンカグアの頂上(6959m)でアイロン掛け。
・深度記録は、エジプト沖の水深100mでアイロン掛け。
・ロンドンマラソンで、アイロン掛けの道具を全て装着して走り、途中で服にアイロンを掛けながら、4時間8分でフルマラソンを走破。
……うん、ツッコミどころ満載だけど、ものすごく面白いと思う、これ。
最後に、何故そこまでしてアイロンを掛けるんですか、という問いに対する、アイロニスト(アイロン掛けをする人)の言葉を引用しましょう。
「そこにシワがあるからさ」
……いやいや、シワ伸びてないからっ!
2007-8-13 (Mon)Version
本を読むスピード(ペースではなく実際に読むスピード)が遅くなってる……
【太陽系?フルボッコにしてやんよ】
ワシの大好きなサイモン・シン(青木薫訳)の最新作「ビッグバン宇宙論 (上)/(下)」を読了しました。感想をアホっぽい一言で書くなら、
ヤヴェ、宇宙デケェ。
・
・
・
えぇと。
宇宙の大きさが推定百数十億光年とかって、知識としては知っています。ですがそこにたどり着くまでの観測技術の向上と、パラダイムシフトを起こさせる発想の転換、我々が“現在”は“常識”として捉えているビッグバンによる宇宙創成理論が産まれるまでの科学者のドラマが、圧倒的な説得力となって宇宙の姿を実感させます。
全体としては、相変わらず分かりやすい文章構成と素晴らしい和訳(原著が読めないので比較はできませんがとにかく読みやすい)です。所々挿入される、いろんな人たちの台詞(いわゆる名言)も効果的に使われていて、よくこんなの調べて持ってこられるよなぁ……と感心しきりです。
上巻では古代から近代まで、人は宇宙をどのように規定してきたかが書かれているのですが、これが単純に科学史としても非常に読み応えのある内容です。想像、発見、検証、証明。その線上に今の我々の宇宙観があるんだな、ってことが見て取れます。
下巻では、近代〜現代の宇宙論の進化に入ります。アインシュタイン、ハッブルといった馴染み深い名前が出てくるのもリアリティがありますが、やはり驚かされるのは、我々が現在「常識」と思っているビッグバン宇宙創世の概念が、如何に新しいものかということでしょう。
本当に、この著者の書くものはいつもそうなのですが、科学の論理を扱っているにも関わらず実に人間くさい本です。科学といえども人間が形作っていく以上、そこにドラマがあり、人間がいるんだな、ということがよく分かります。
もう一点興味深かった点。本書は「科学」と「宗教」の関係についても少なからず考えさせられます。例えば敬虔なカトリック教徒が、だがしかし宇宙創生に対し実に科学的迫っていく様、その中で理論と思想の兼ね合いを付けていく様は非常に面白いです。他の人物をとっても、科学は好きだが信仰も持っているワシにとって、とても興味深いものでした。これは、いずれきちんと書きたいと思います。
さて、そんな本書を読んでふと思い出したのがこんなサイト。
JSTバーチャル科学館 惑星の旅
太陽系の構造や惑星の特徴を、丁寧なデータと綺麗な写真、そしてなかなか優れたインターフェイスで見せてくれます。ま、サイモン・シンの本を読んで宇宙の大きさを実感しているワシの前では、大海を前にスポイトの水を眺めるが如し、どうってことn
ヤヴェ、太陽系デケェ!
やー、人類にとっては太陽系だって十二分に大きな存在でしたね。宇宙を基に太陽系をフルボッコにしようと思ってたら、逆にフルボッコにされた気分……えぇとすなわち、打ちのめされた、ってことです。
まぁ、だからこそまた宇宙の大きさは引き立ちますし、そんなところまで手を伸ばそうとする人々も、身近な宇宙を知ろうとする人たち同様、すごいな、と思うんですけどね。
2007-8-15 (Wed)Version
なんというか、人生にボーッとしている感じ。
【わたしだけ】
なんか、書いてたら変な方向に話がいったなぁ。読み流し推奨で。
今日から三日間、ほんのり有休とか取ってみました。と言ってもどこに出かけるとかじゃなく、まぁお盆中だし仕事も少なそうだし、9月末に消える有休(勤務先の有休の有効期限は発生から2年=一昨年10月に発生した有休が期限切れ)を少しでも使っておこうかな、と。
まぁ実際は、ほんのり家で仕事したりちょっと会社に行ってみたりもするんですが、有休にしておけば大丈夫だろ、なんていう不埒な考え(いや、労働者の権利行使してるだけだけどw)。
てことで、今日は取りあえず今(18時)まで、グダグダしながら惰眠を貪ってみました。何故か8月〜9月の土日祝は全て埋まっているので、こんな日くらいはこんな時間を作っても良かろう、と。まぁ、これから買い物経由会社行きだったりしますが。笑。
なんで休みなのに仕事してんの?という問いかけはまぁある意味至極当然で、ワシなんかは別に自分が「仕事人間」だとは思っておりませんが、まぁ単純に「取りあえず自分で抱えちゃってるから」ってことになるんでしょうね。
ここでたまーに起こる勘違いが「私でなきゃこの仕事は出来ない!」ってもの。
そんなの、世の中の業務の1%くらいしかありませんよ。本当に特殊な技術職や伝統工芸、経営、あとは一部のクリエイティブな仕事くらいかしら?ワシがやってる仕事だって、誰がやったってできる、人的資源としては替えの効くものなんですよね。じゃあなんで他人に任せないのかって、引き継ぐ、ってことが面倒だから。笑。
だからワシは、「この仕事は私じゃなきゃ」的な部分で仕事のモチベーションを保っている人を見ると、実際にそうであればまだしも、だいたいはそうでない99%ですから、ちょっと違うんじゃないかな、と思うです。
仕事に限りませんが、「誰かのためにやること」と「自分のためにやること」って、何やるにもついて回るもんだと思うんですよね。「私じゃなきゃ出来ない」=「私だけの仕事だ」ってのは、なんか結局エゴイスティックな感があります。エゴが悪いワケじゃありませんが、なんかそれって、替えが効くのが目に見えていれば憐れな感があるし、それでなくてもいつか自滅しちゃうんじゃないかな、なんて。
ま、ようはもっと気楽にやろうよ、ってことなんですけどね。最近、ある知人が上のような状況に陥っていたので、気になっていたのかこんな話になっちゃいました。
2007-8-22 (Wed)Version
先週後半は、4日間で朝帰り3回、終電1回。全て飲み会系(ぉ
【代筆】
自分の書きたい文章の文例を教えてくれる「代筆」。昔から本などでもありますし、ネット上やPC向けソフトでも色々出ています。
そんな中で、老舗のひとつじゃないかな、と思うのが「直子の代筆」。「直子」さんが誰かってのもいずれ調べてみたいところではあるんですが、今日はそれはおいといてどんな文例があるか見てみましょうか。
代筆の中でも一番使われそうな『ビジネス文書』。ほんの一例ですが、
「お詫び」-「社員の接客態度の不備に対する陳謝」
「案内招待」-「ゴルフコンペへの案内」
「交渉」-「漫画家が編集者に出す締切り遅延の言い訳」
・
・
・
えぇと。
なんか、一部にやたらレアなケースもありますが、さすがに実践的……というか、個人的にはこれでお詫びとか来たらむしろ杓子定規すぎて誠意が伝わらないのではと心配にもなりますが、まぁ、オトナの世界に必要なのは「建前」ですからこんなのでもOKなのk……えっ!?
「その他」-「オフィスラブ 憧れの彼の誕生日に想いを込め」
「その他」-「オフィスラブ 妻子ある男性より部下の女性へ」
ちょwwwwおまwwww
どんだけ代筆頑張ってんだよ、って話ですよ。倫理的にマズクナ〜イ?ってことですよ。もう、チョメチョメ!
では最後に、妻子ある男性より部下の女性への思いを引用して結びにしたいと思います。
前略 もえ子さん、私はどうすればいいんだ。君の瞳を考えただけでもう眠れなくなってしまう。私は、妻子ある身だが、もえ子さんさえいてくれれば他になにもいらない。君さえよければ、私は妻とわかれてもいいとさえ思っているんだ。仕事をしているときの君は美しい...しかしあの日の夜の君はもっと美しかった。どうか私の心を悩ませないでくれ。ホテルに部屋が取ってある。今度の金曜日、ハチ公前で7時に君を待っている。
熱い思いを君のなかへ...
草々
2007-8-28 (Tue)Version
今週は会食&宴席×3回、神社の夜警×1回、旅立ち×1回。余裕が無い……(自業自得)
【不祥事】
組閣を見てたらふと書きたくなったことがあったんで、プチ政治ネタ。と言っても、今回の組閣人事自体をどうこういうワケじゃありません。言いたいことはいろいろあるけど、それは報道なり皆さんなりが既に言ってくださってるんでスルー。
第一次安倍内閣は、閣僚の“不祥事”とやらが相次いで、完全なる死に体にさせられました。正直、陰謀じゃね?と思えるほどの不祥事の発覚っぷり(まぁ自業自得の閣僚も多かったけど)。ワシが第二次安倍内閣に不安を抱いているのは、またその“不祥事”が出て国民の目がそっちにばかり行って、国家の舵取りがおろそかになるんじゃないかな、ってこと。
てのもですね。
ワシは、閣僚はきちんと仕事さえしてくれたら、多少の“不祥事”なんか目をつぶって良いじゃん、と思ってるんです。
そりゃもちろん清廉潔白であるに越したことはないんでしょうが、事務所費がどうこうだの水道光熱費がどうこうだの、況んや過去のプライベートな問題だの、そんなのどうでも良い。そんなもんは大臣の仕事が終わってから(任期満了してから)責められれば良くて、とにかく行政のトップにいる間はこの国をきちんと指導して欲しい。“不祥事”とやらの火消しに躍起になって、肝心の仕事をないがしろにしないで欲しい。
もちろん、これにはマスコミと国民の同様の視点が必要です。職責にある間はそれを全うさせる、という視点。意味合いは違いますが、国会議員に不逮捕特権があるのだって、その職にある間はそれを全うせい、という意味ではないのかな。
で、これは別に閣僚に限ったことではなく、きちんと仕事をしてくれる議員だったら同様です。特に国会議員は、まがりなりにも国家を動かす立場にあるんだから、まずはなによりその大義を全うして欲しい。それさえしてくれれば、引きずり下ろそうとする余計な雑音なんてはねのけて良い。
まぁ実際問題は、どの不祥事まで目を瞑ってどこからは瞑れないか、の基準なんて示せませんし、その意味でもここで言っていることは理想論ですらありませんが、結局ワシが政治家に期待していることは、聖人君子であることではなく、国家の舵取りをしっかりしてくれること、なんですよね。
2007-8-31 (Fri)Version
旅に、出ようと思います。
【遠いところに小さな旅】
今年は担当している案件柄どうにも一週間の休みとかは取れそうにないんで(まぁ別に「わたしだけ」ってワケじゃないんですけどねw)、土日に有休を一日くっつけて旅立つことにしますた。なんで、行き先も海外ではなく国内でちんまりと小さな旅。
一発目は今週末。今日金曜日は早めに仕事を切り上げさせてもらって、羽田空港から札幌入り。夜行バスに乗って土曜日の早朝に稚内に着いて、船で礼文島に渡ります。そう、後輩がヘルパーとして住み込んでいる礼文島の名物ユースホステル「桃岩荘」投宿です。
毎晩開かれるという、歌と踊りの賑やかな「ミーティング」や、礼文島を南北に歩いて縦断する「8時間ハイク」など、果たしてそのノリに付いていけるか不安ではありますが、ま、楽しんでこようかと。一応独り旅なんですが、礼文島にいる間は独り旅っぽくは無いかもしれませんね。
月曜朝に礼文島から稚内に戻って、今度は鉄道で札幌を目指して夜の飛行機で東京に戻ります。何故稚内空港直行便で往復しないかと言えば、宗谷本線ローカル鉄道の旅をしたいなっていう旅情的理由と(一回乗ったことはあるけどね)、飛行機代が高いんでJALのマイレージで渡北することにしていて、JALは稚内便が無かったという現金的な理由。
二発目は翌週末。今度は金曜日を有休にして、沖縄は八重山諸島のもっとも大きな島、石垣島に行く予定。こちらは独りではなくグループ旅行。ひょんなことから、勤務先のダイビング部の合宿(?)にご一緒させていただくことになりまして。。
まぁ、相乗りで初沖縄を楽しんでしまおうと思っていますが、ワシはダイビングはやらないというか、やっても体験ダイビングで半日程度。ひとり、石垣島か周辺の島に渡るかで、沖縄の人々の生活模様とその自然を堪能してきたいと思っています。元々、別行動OKならってことでご一緒することになったので。なんだこのワガママっぷり。こちらは日曜日に帰京。
ということで図らずも来週は、間に数千キロの距離をもつ、日本最北の島と南の島にそれぞれ行くことになってしまいました。それぞれ二泊(+α)程度なんでホント小さな旅ですが、えらい遠い小さな旅もあったものですな。
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