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コトノハDailyログ2006年3月−4月

2006-3-8 (Wed)Version 
今月は怒濤月間(なんじゃそりゃ)。

【モバイルSuicaの罠】
 JR東日本のモバイルSuicaサービスが始まってひと月とちょっとが経ちました。

 ワシは、プライベートのケータイは、P901iSを使っていて、普段から、おサイフケータイとして、Edyとかを利用しています。余談ですが、最近じゃ飛行機の国内線も、ICカードでチェックインしていて、搭乗券を使ってません。ほのかに最先端風味(←勘違い)。

 でまぁ、モバイルSuicaも、実は初日からやってみてたんですよ。

 最初の罠は、登録作業がとにかく面倒。利用を勧めるリーフレットの記述を見ても、ぶっちゃけ、よく分からない。ワシはPCから入力し、且つ元々“えきねっと”の会員だったんで多少は楽でしたが、ちょっとこれは、途中でくじける人が多い気がします。

 もうひとつの罠は、VIEWカードを持っていないと登録できないこと。これも、ワシは持っていたのでどうということは無かったのですが、このハードルは、やはり高いと思います。将来的には、自動券売機で現金チャージ、とか出来るようになると良いんですけどね。

 ITmediaに、開始一ヶ月の会員は6万人で好調、と言った主旨の記事が載っていて、それは確かに好調でしょうが、やはり、社会インフラになるべく進めているはずのものに、経るべきクッションが多いのは、普及の妨げになりますよね。

 セキュリティ面からなど、いろいろ複雑な問題があるのでしょうが、Suicaがさらに広がり、私鉄やバスもICカードで乗れるようになる、PASMOが導入される来年3月頃には、より簡易なサービス、になっていることを期待します。



でもね。



 最大の罠は、会員登録中。

 よく、パスワードを忘れたときのリマインダを設定するじゃないですか。よくあるのは「母親の旧姓は?」とか「お気に入りの映画は?」とか、そういうの。

 で、モバイルSuicaを設定していたら……そのリマインダ(秘密の質問)がドエライことになっていたのです!



好きな電車
好きな乗り物
思い出の駅
思い出の観光地







さすがだよ、JR! なんだよ思い出の「駅」て!!
2006-3-19 (Sun)Version 
また更新滞り中。

【ヤフーボーダソンの失態】
ソフトバンクがボーダフォンを買収〜買収額は約1兆7,500億円、新ブランドに移行(Yahoo!ニュースより)

 ↑というわけで。ワシが仕事をするモバイルコンテンツ業界も、にわかに騒然とするでしょうな。騒然、というレベルで済むか、今流行りの「業界再編」になるかは、まだまだ未知数ですが。まぁなんにせよ、安定期から停滞期に入っていたことを考えれば、いかような結果になるかはともかく、新しい向きからの風が吹いてくることは、個人的には楽しみです。

 で、会見写真にヤフーの井上社長もご一緒していたのは驚きました。まぁ、ソフトバンクの巨大コングロマリットの中では、当たり前の動きかもしれまs……ん?


……井上社長


…………井上社長!?



↑クリックで拡大

キャプション:左より、ボーダフォンのウィリアム・ティー・モロー社長、ヤフーの井上雅博社長、ソフトバンクの孫正義社長(RBB TODAY)


キャプションの順番間違ってるーーー!


 もちろん正解は、左からボーダフォンのモロー社長、ソフトバンクの孫社長、ヤフーの井上社長。今はもう修正されていますが、この記事がアップされてからまる一日くらいは、この状態でした。

 いやー、いくら孫さんと井上さんが同い年だからと言っても(←関係ない←でも意外な事実)、この間違いはヒドイですよ!

 ……えっ? どっちにヒドイかって? それは言えない(保身)



ところで、新ブランドの名前は何になるんでしょうね。ワシは『Yahoo!Vodason』に一票(ありえん)。

2006-3-24 (Fri)Version 
記者会見(仕事)終了。

【作られた「普段」】
 WBCでの王ジャパンの世界一獲得、いやーホントに目出度い。最近、興味の幅が狭くなってきたのか、スポーツもF1や世界大会系しか見ないのですが、まー野球をここまで熱中して追ってしまったのは久しぶりな気がする。やっぱり、全力のプロ選手はすごいですな。

 でまぁ、過剰なまでに報道されたのが、イチロー。

 ソースの記事を載せるまでもなく、例えば「精密機械のような打撃を見せるクールな天才打者としてではなく、感情がほとばしる人間・イチロー」とか「しかし、イチローも人間。異国の地で、高みに到達した者にしか分からない孤独と向き合うことになった。」とかとか。

 多かれ少なかれ、「普段クールで感情を表に出さないイチローが、WBCでは感情的だったり、はしゃぎまくっていた」という主旨の報道を、総じて好意的な見方でしていたかと思います。

 だが、待てと。

 その、イチローのクールで感情を表に出さない「普段」ってヤツは、マスコミが作り出したものなんじゃないのかと。

 元々イチローって、それこそ日本にいた頃は、なんか面白いキャラクターだったと思います。シーズンオフなんか、バラエティ番組とかにも出ていませんでしたっけ?(←この辺は記憶が曖昧)

 それが、アメリカに渡って、一挙手一投足が様々に言われながら報道されるようになって、次第にマスコミに対しては殻に閉じこもっていった……それをマスコミは「クールだ」「孤高の戦士」「愛想がない」なんて書いて、それを見る大衆も、そう言うイメージを持たされていく(この辺のことは、友人の記事も参照しております)。

 その、マスコミに作られた「普段」に対し、マスコミが「普段と違う」と言う。イチローには笑えないであろう皮肉的な笑劇が起こってしまっているわけで。なんと申しますか、マスコミの自分勝手には、ほとほとあきれ果ててしまうわけであります。





 ちなみにワシの持つイチロー像は昔から余り変わっておらず、「野球バカの少年」です。『バカ』には、親愛の情がこもっているとお考えください。

2006-3-31 (Fri)Version 
体調わるし。

【暗号解読】
 ちょっと前のニュースですが。

エニグマ暗号文、64年ぶりに解読 第2次大戦中、ドイツが発信(Yahoo!ニュースより)

 一昨年「暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで」という本を読了しました。これは、「フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」を著したサイモン・シンが書いた、古代から現代までの、暗号作成とその解読の、いたちごっこの歴史を描いたドキュメンタリーです。

 この本の、第二次世界大戦中もっとも難解な暗号として紹介されていたのが、記事にありますドイツ軍の使用していた「エニグマ」という機械を使って作られていた暗号文。

 暗号をとく、という作業は、数学や論理学や言語学、時に物理学やらも混じってきて、まぁ難解極まりないわけですが、実はもっとも重要なのは、経験と勘と運だったりといった、不安定極まりない要素によってだったりします。

 それらを、インターネットを通じて人海戦術で解いていく、という作業は、存外、面白いのではないかと思います。

 ネットワークに繋がったコンピューターのリソースをちょっとずつ使って、宇宙からの信号を解析するSETIというプロジェクトや、白血病や癌に効く薬を探すUD Agent(現在世界一のチームは2chらしいw)のようなものがあったかと思いますが、こういう「3人寄れば文殊の知恵」な謎解きって、なんかワクワクしちゃいますね。

 ところで、先に紹介したサイモン・シンの二冊の本は、ホント、お勧めです。数学が苦手でも問題ない、というかむしろ、数学が嫌いな人にこそ読んで欲しい本です。

2006-4-11 (Tue)Version 
民主党の代表も代わり、国会勢力の9割が与党となってしまった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

【雑話】
 でもね、昔からなんか小沢さんって好きなんですよねー。や、政治じゃなくてキャラクターの話しですよ。ついでに政治もなんとかしてくれれば良いのですが、ちょっと、遅かったかも。

 最近3回の内容は、実はひとところに落ち着けようと思って書いていたのですが、なかなか稿がまとまらずで、本日は場つなぎ更新。恐縮至極。しごく。

2006-4-27 (Thu)Version 
なかなかこっちのサイトの更新が出来ないと思ったら、実はそれがウチのかみさんだったってワケさ(アメリカンジョーク)

【ピタゴラスイッチ feat. Rube Goldberg Machine】
 NHK教育でやっているテレビ番組『ピタゴラスイッチ』内のコーナー、「ピタゴラそうち」の動きがネ申です。

Incredible Machines(Google Video)

 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEE! 12分以上ありますが、見惚れてしまいました。

 この番組を仕掛けているのは佐藤雅彦氏。wikipediaにも載っていますが、なんでもかつては電通で「ポリンキー」「バザールでござーる」「カローラU」などの人気CMを手がけ、独立してソニーに持ち込んだパズルゲームがかの名作「IQ」。その後、NHKに「一曲だけ」持ち込んだ歌の企画が、作詞からアニメーションまで全て一人で手掛けた「だんご三兄弟」。へーへーへー。

 この動画を見ていて思い出すのは、数年前に欧米で流れたHONDA AccordのCM。

Honda Accord(Google Video)

 ちなみに、これらの装置は『Rube Goldberg Machine』(ルーブ・ゴールドバーグ・マシーン)と呼ばれますが、語源はかつてアメリカで活躍していた新聞漫画家のルーブ・ゴールドバーグが漫画で描いた、「単純な作業を無駄に複雑に実現する装置」。はてなの解説に、その挿し絵が載っています。

 Rube Goldberg Machineを作るWEBゲームもあります>Discovery Kids :: Whizzball

 スペースワープにも繋がる遊戯ですが、ワシはこういうのを作るのはホントに苦手。せいぜい見て楽しむことにします。

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