インデックス>ホーム>コトノハDaily>Dailyログ2004年8月
▲コトノハDaily
2004-8-3 (Tue)Version
↑ひと月くらい前からサイトの副題が変わっているのですが、気付いていただいてました?
【「戦争のつくりかた」続編】
先日取り上げたネタですが、掲示板で「なぜ、嫌悪感を?」との疑問をいただきました。良く考えたら「ちなみにワシは嫌悪感を抱く側ですw」とか書いといて理由を明示しない、ってのも、意見系サイトとしていかがなものかと思います>自分。ご興味の方は掲示板で詳細返答をしておりますのでご覧ください。抜粋すると・・・・・・
問題提起をしている部分は良いと思います。嫌悪感を感じた理由は、大まかに言えば「表現方法」の部分。誰にでも分かるように要約してしまうことで、読者が「他の視点での見解を考察」しないまま「思考停止」に陥ってしまう危険性を感じています。読者を、「誰にでも理解出来るがゆえ、他の視点まで気が回らない」位置に置いてしまう、すなわち「政府の行っていることが本当に悪なのか検証しないで、「政府は悪だ」と叫ばせる危険」が、この物語には含まれているような気がします。まぁ、どちらかというと読者の問題かもしれません。
【雑談 屋形船〜花火〜バス】
一昨日、子会社(てか同僚会社?)からお声をかけていただいて、屋形船から花火観覧という贅を味わってまいりました。慰安宴会みたいなもんですわな。行きましたのは江東花火大会。3000発の打ち上げと、やや小規模ではあります。
昨今の(昔から?)屋形船は、やはり花火対策がしっかり取られていると申しますか、船の上に、花火を見るためのデッキが作られています。川面に走る風を受けながら、座って見るも良し、寝そべって見るも良し。しかし、当たり前といえば当たり前ですが、事故対策として酒の持ち出しが不可なので、ワシは途中から船内に戻って、開け放たれた障子窓越しにビール片手で盛りあがっておりました。やっぱり酒が無くちゃね。また、船には落語家の三遊亭愛楽さん(笑点の大喜利で、「山田君」に座布団を手渡している人だそうですw)が司会進行役として乗船、小噺がそこそこ面白かったのですが、ワシも会社側の笑いの鉄砲玉として、いろいろ絡んじゃいました。素人相手で迷惑かけたかなぁ。。。
先の週末は、隅田川始め多くの花火大会が開かれていたようで、土日ともやたらとごった返してましたな。31日土曜日、浦安の友人宅を訪問してから仕事でお台場に向かったのですが、浦安から新浦安への移動につかったバスがやはり浴衣姿の男女や親子連れで溢れていて、後で調べたら浦安市納涼花火大会なるものが開かれていた模様。イベントのあるエリアで、仕事前に時間の不安定なバスを使ったことをちょっぴり後悔しました(たいした渋滞にもならずに安堵したワケですが)。
さて、いつも電車で移動するワシですが、いつも困ることがあって、それは東京とその近郊地域は、南北の「縦の移動」に弱いと言うこと。山手線を中心に、東西には多くの路線が伸びているのに、それらを結ぶ「縦」のラインの移動が、どうにも弱い。例えば先述のように、浦安からお台場に移動しようと思ったら、電車だけだと一回新橋の方に出てゆりかもめに乗る、など、山手線沿いまで大回りをさせられることも珍しくありません。そうすると縦を結ぶバスの重要性が増します。ところが、電車の乗換案内はあちこちのサイトでワリと容易に調べられるのですが、バスはそれがなかなか無くて、例えば同じ区間でも複数のバス会社があれば、そのバス会社の分だけ調べなきゃ行けないなんてことはザラにありました。
が、調べればあるもんですねー。浦安からお台場の移動に、新浦安までバスを使おう!といろいろ調べていたら、統合的なバス時刻表を掲示してあるサイトが幾つか見つかりました! あまりに便利なのでご紹介です。
●千葉&葛飾路線バス時刻表
千葉県内・足立・葛飾区内各駅の路線バス時刻表を掲載しています。駅からの索引が、電車使いにはありがたいですねー。
●(社)東京バス協会 バス情報総合利用案内システム
こちらは有名かも。主に東京23区内と、そこを基点にした高速バス、深夜バスなどの案内が豊富にあります。姉妹サイトに神奈川と埼玉も
●Bus Service Map
東京、神奈川、千葉、埼玉の路線図などを作成。時刻情報はほとんど無いですが、見ていて楽しいので。。。こちらも個人サイトとのことですが、この情報量は圧巻です。
・・・・・・結局「雑談」部分は、最後のサイト紹介への長い前振りだったワケですが。
【小ネタ】
現代伊賀忍者ライフ
絶対にこんなことはしない!(←吊られてます)
2004-8-10 (Tue)Version
前日の作業や来客を忘れるほど、細かい案件が並行して続いていく……
【ソンディ・テスト】
ゴメンナサイ。ちと余裕が無いため、またまた小ネタでの更新です。
ソンディ・テスト
顔を選んで、自分の心理を知る・・・・・・このテスト内容で、なんでこういう結果が導き出されるのか不思議でなりませんが、まぁ心理学のテストなんてそんなもんばっかり(暴言)だしなぁ。。。
ワシの診断結果
性衝動 +-タイプ
ある特定の個人への受動的献身愛型。どちらかというと女性的な受け身の愛情表現であって、おとなしく従順。男性で極端な場合はホモセクシュアル。しかし、日本ではごく一般に見られる反応である。
発作衝動 +0タイプ
潔癖で罪の意識を強く持つ良心呵責型。悪意や自己顕示を嫌って、常に良心の声を聞こうと努める。極端な場合は、動物、広場、密室などへの恐怖症となる。
自我衝動 -+タイプ
自己万能とこれに対する禁止が調和している自己抑制型。一方ではあらゆる事に万能でありたいと望が、これを制限しようとする働きもあるので、あまり問題にはならない。禁止傾向が強まると破壊的になりかねない。
接触衝動 -+タイプ
執着が激しくて、古いものから離れられない愛情固着型。親子の近親相姦関係のように、古いものにしがみついたまま離れられない。激しい愛情と憎悪が裏腹に存在している。一般に接触的でしつこい。
あたってるかあたってないかは、相変わらず自分では評価しきれないんですが、少なくとも診断結果が小難しくて、なんとでも解釈できそうなのはイイですねー。
2004-8-13 (Fri)Version
mixi始めました。「トモサク」で検索すると本名がバレますw。GREEを半月で飽きたワシですが、こっちは持つかな?
【宣伝のお仕事 オリンピックと競合排除と商標使用 前編】
※今日の話しは拙い法律知識を元に書いているので、一部間違った記述があるかもしれません。ご興味の方は、ご自分で裏取りされることをオススメします(苦笑)。また、ツッコミいただければ素直に訂正しますです、はい。
アテネオリンピックが開幕します。なんだかんだで向こう二週間は、人の話題もニュースもオリンピック一色になるんでしょうね。暗いニュースが続くよりはマシですが、暗いニュースが隅に追いやられることがないようにして欲しいです。
さて、ほとんどTVを見ないワシは、そんなにオリンピックに注視しているわけでもありません。とはいえ、当然ネットで、気になる日本選手の動向や結果とかをチェックするくらいの興味はありますが、それ以上に興味を持って見ているのが、この夏の「広告」です。前回のオリンピックの時は、社会人としても若輩で(今もですが)、宣伝の仕事を特化してやっていたわけでもないので、今回、(いちお)宣伝マンとしていろいろと面白いものが見えました。
皆さん、「オリンピック」「五輪」さらには「がんばれ!ニッポン」もそうなんですが、これらの単語を広告や商品として自由に使えない、ってご存知でした?
これらの単語を使用するには、オリンピックの公式パートナー=スポンサーにならなくてはいけません。なので、そうでない企業の広告を見ていると、「オリンピック」などの単語を使わずに、近いニュアンスの単語を組み合わせてそう匂わせることで「オリンピック需要」を見込んでいるのがありありと分かる場合が多量にあり、電車の中吊り広告も見ていて飽きません。
例えばソニー。液晶TVの広告のコピーが「スポーツの熱い夏がやってきました」(うろ覚え)と書いてあり、それは確かにオリンピックを想起させますが、「あぁ、オリンピックって使えないもんだから、コピーライターさん頑張ったんだなー」とその努力を勝手に称えます。また、自由に使える単語の「アテネ」という単語を、パルテノン宮殿の写真と一緒に用いることでオリンピックを想起させる広告やキャンペーンも良く目にします。「アテテネ」「アテよ〜ネ」というコピーには脱力しましたが・・・・・・。また、ある漫画誌の広告では、「がんばれ!ニッポン」が使えないもんだから、「ファイトだ!ニッポン」と書かれていて、その苦肉の策っぷりに苦笑しました。
これらの単語は、日本国内では「登録商標」として特許庁に、国際的には「Registered」としてどこぞの権利機関に(←調べろよワシ。ちなみに、よく○の中に「R」が記載されているものです)登録され、その使用に関わる権利が保障されており、基本的にはその権利保持者から権利の貸与を受けて、使うことが出来ます。簡単に言えば、ただの言葉のくせに権利を持ってる人の許可なく使っちゃならない、ってことです。これは「商標権」と呼ばれ、小林特許商標事務所の言葉を借りるなら、「その商標(言葉や図柄)に蓄積された信用を保護する制度」ということになります。昨年は、「阪神優勝」という単語が実は登録商標だった、ということで、その権利を持つ個人と阪神球団が争ったケースもありましたね。また、特許庁に登録されていなくても、過去の使用実例や判例などから、「商標権」として認知される場合もあるようです(このあたり調べきれずに曖昧です。ゴメンナサイ)。
これらの言葉は、報道などで使われる場合は基本的に制限はなく、それ以外でも、個人で日記に使ったり、一般常識に照らし合わせて権利を侵害していない(その範囲は判例などになりますけど)場合は問題無いのですが、例えば営利団体(企業)が、自社の商品(サービス)にその名前を使用したり、その商品(サービス)を紹介する広告などに使用すると、一気に「権利侵害」ということになります。
≪続く≫
2004-8-18 (Wed)Version
ロクに寝てないのにオリンピックは点けてしまう・・・・・・
【雑談〜1リーグ】
ゴメンナサイ。オリンピックの話の続きを書く余裕が無いので、取りあえず今日は小ネタでお茶を濁します。実は前回の記事内に、若干間違いと言える部分があったのですが、次の更新までにそれがどこか、答えなさいw。
日本一わかりやすい「プロ野球1リーグ案がダメな理由」
・・・・・・わかりやすい!
2004-8-20 (Fri)Version
余裕ナッシング。
【雑談】
出張でちょっくら北海道に行ってきます。次回更新は、早くて24日。・・・・・・オリンピックの話しが終わる前に、オリンピックが終わりそうな気がしてきましたが。
●アテネオリンピックの安直すぎるキャッチコピー一覧(僕の見た秩序。より)
つまりワシが書きたいのは、なんで↑こうなるか、ってことですな。
またも更新出来ない日々、無駄足を踏ませている方々にゴメンナサイです。。。
2004-8-25 (Wed)Version
帰ってきてま〜す。でも継続的に余裕ナッシング。更新も出来ずに無駄足踏ませてる方々にゴメンナサイ。
2004-8-30 (Mon)Version
mixiはほぼ毎日なんか書いてます。気楽に書ける場も必要だねぇ。
【宣伝のお仕事 オリンピックと競合排除と商標使用 後編】
オリンピックの開会式を見ながら書いてた前編。閉会式を見ながら書く後編。つか、筆が遅くてゴメンナサイ。そして、時期をはずした上グダグダの内容になってしまったのもゴメンナサイ。もう、読み流し推奨です。
もう一個、前編の誤りを謝ります。「オリンピック」などの単語は、少なくとも日本の特許庁には、登録商標として登録されていません。ゴメンナサイ。ただし、自由に使えないのは変わらないのです。どちらかと言うと、後者として書いた「過去の使用実例や判例などから、「商標権」として認知される場合」にあたり、慣習として認知されている、というパターンです。例えるなら、立法により法律として制定されてないけど、司法の判例に基づいた「判例法」として扱われている、という感じでしょうか。結局のところ、権利を侵害したとIOC(国際オリンピック委員会)が主張すれば、概ねそれが認められることに変わりはありません(繰り返しますが、法による規制ではなく慣習です)。日本では、その出先機関であるJOC(日本オリンピック委員会)がそれを管理、監視します。といいつつ、JOCとIOCではそれぞれ別々にライセンシーをするので、話しはよりややこしくなります。
・・・・・・えぇと、ムツカシクなってきました。基本に立ち返って。
日本国内で、「オリンピック」「五輪」「がんばれ!ニッポン」などの単語を使った商品を作ったり、広告表現をしたりするなら、JOCのオフィシャルパートナー(すなわち「スポンサー」)になれ、っちゅーことです。ちなみに、スポンサー一覧はこちら。ワールドワイドパートナー(世界中で通用)とJOCパートナー(日本国内で通用)と、企業名を見ていくと、あることが分かります。
ここからが本題。あることってのは、ある業種(飲料、車など)は(基本的に)一社しか入っていない、ということです。これが、広告の世界では一般的に行われている「競合排除」。同じ業種からスポンサーになれるのは一社のみ、という原則です。「VISAカード」がいるから「masterカード」はNG、「Panasonic」がいるから「SONY」はNG、「TOYOTA」がいるから「HONDA」はNG、「読売新聞」がいるから「朝日新聞」はNG。「Panasonic」と「SAMSUNG」が共存しているのは謎ですが、単純に他業種扱いなのか、互いが「ま、いーんじゃないの」と言ったのかは分かりません。
オフィシャルパートナーになった企業は、当然のごとく「オリンピック」を最前面に押し出して、その効果を最大限に活かそうとします。商品名として使用する、広告に使用する、などなど。そして、オフィシャルパートナーからはずれた競合企業や、競合しないとはいえオフィシャルパートナーになれなかった(ならなかった)企業は、遠回しに「オリンピック」を想起させる表現を使う、という、前編で書いたように珍妙な、良く言えば創意工夫に富んだ技を使うワケです。
という部分に注目してこの季節の広告をみると面白いですよ。という話しをしたかったワケですが、もう終わっちゃいました。なんか、いつもをはるかに上回るグダグダ駄文になってしまい申し訳ないです。反省しながら閉会式を見ます。
▲コトノハDaily
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