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コトノハDailyログ2004年5月

2004-5-4 (Tue)Version 
♪鉄腕馬力だ百万アトム♪ <意外に違和感が無い

【ひと段落?】
 ついた気もしますが、まだニュース系記事が書けません。ちょっと自信を無くし気味。まぁ、気を取りなおしつつ、ボチボチやっていこうと思っていますが。

 GWは、けっこうきっちり休んでいます。といっても、仕事に行って無い、ってだけで、諸々遊びの予定が入ってるから、暇してるってワケでも無いし、純粋に「休めてる」ってワケでも無いんですが。明日は仕事に行かねばならんのは、目を瞑る方向で。

 GW中、映画を二本見てきました。「グッバイ・レーニン」と「アフガン零年」。・・・・・・どちらも恵比寿で公開中だからまとめ見したのは内緒です。でまぁ、どちらも、正直事前に期待してたほどではありませんでしたな。もちろん、それはワシの勝手な期待だし、特に後者の作品に「フツー」の批評をするのはいかがかと思うのですが、純粋に「映画」作品として見たとき、どちらの作品も中途半端さが目に付きました。まぁそのうち、コーナーだけ開設しててずっと準備中な場所に、詳細な感想を載せそうな気もします。

 見たい映画は例によって大量にあるのですが、ちょっとあげるだけで、「Kill Bill Vol.2」「バーバー吉野」「ホーンテッドマンション」「みなさん、さようなら」「APPLESEED」「ぼくは怖くない」などなど・・・・・・相変わらず見境が無いですね、我ながら。

 そういえば最近、とんとお芝居を見にいかなくなりました。まぁもともとプロの舞台は高いので滅多に行かないのと、最近では、芝居をやっている友達も減ってきたのを受けて小劇場系も行かなくなったのと、足が遠ざかる理由ばかりが増えています。音楽は、さらにさらに足が遠ざかっていて、仕事のお付き合いとかでライブに行ったりはたまにするのですが、好きなアーティストのツアーすら何年か行っていない、そもそも情報を得ていない始末。カルチャーから足が離れるのは良くないことと認識してるので、なんとかしたいところです。

 その分・・・・・・という訳でもないのですが、小説をたくさん読んでます。最近は児童文学に凝っているのか、宮沢賢治の作品集始め、「星の王子さま」「飛ぶ教室」などの海外作品、昨日は「ホビットの冒険」を読了しました。うーん、やっぱり活字は良いねぇ。

 で、実はこの小説をたくさん読んでいるのが、現在の更新頻度の低さに繋がっている気がします。読んでて時間が無い、というワケではなくて(ほとんど家では読まずに、移動中とかに読んでるんで)、小説を読んでる故に、今まで読んでたニュース系雑誌に目を通さなくなり、インターネットの記事も、あまり読まなくなりました。小説を読んで、読むことに満足しちゃってるみたいな感じですね。プラスして、そういう作品で素晴らしい表現に出会うたびに、自分の書くものに自信を無くしていたりもします。

 まぁそんな感じで、慌しい日常を送りながらも気持ちだけは出来るだけゆったり過ごしたいものだ、と熱望して生きております。気の回るところから、ボチボチとやってきます。はい。

2004-5-6 (Thu)Version 
テツマンアトム <ロボットだし何日でもいけそう

【御仕事話】
 現在、弊社サービスは、ダウンタウンさんでプロモーションをうっております。CMは結構見ていただいている方も多いのかなー、なんて思いますが、紙関係の広告も世の中に出始めております。何が良いたいかといえば、雑誌広告に関して、ワシがCD(クリエイティブディレクター)とAD(アートディレクター)を努めておりまして、そんなことやってるんだよー、という自己顕示欲だったりします。あと、同じイメージで駅張り広告もやっております。駅によってちょっと時期がずれますが、5月1日〜13日の間です。渋谷、原宿、新宿、池袋、下北沢、明大前、吉祥寺と、なんば、梅田を中心とした大阪地区。こちらも、見る機会がありましたら是非。

 酔ってるんで、自己顕示欲丸出しの更新でしたー。そして明朝後悔。

2004-5-7 (Fri)Version 
浦安で新ケータイキャリア発見!→

【ニュース短評】
小沢氏が代表辞任“勧告” 菅氏否定も亀裂露呈(Yahoo!ニュースより抜粋)
 コラムの中で小沢氏はまず「強制加入である(国民)年金の保険料は税金に近いものであり、年金未納は脱税に匹敵する。単に事情を説明して『ゴメンなさい』で済まされるような問題ではない」と強調。

 これは別にワシが小沢一郎氏を支持していて、数字の上では最大野党の民主党を牛耳って欲しいからこう言うワケでは無いんですけど。

 かつて厚生大臣(当時)を勤めていた菅氏はお話しにならないし、また次々発覚する国会議員の皆さんもそうですけど、それで年金保険料値上げの議論をする資格があるのかと、こころの底から問い詰めたいです。実際に値上げを決めているのがお役人だというのを重々承知の上でも、ね。

 かくいうワシも払っていなかった時期があるので、こりゃ、国会議員になったら大変です。気を付けよっと。


<オウム真理教>文教大が三女の入学受け入れ

 まぁ、これに関しては当然と言うか。むしろ文教大側は、基本的人権の重大な侵害をしているので、もっとペナルティがあっても良いのではないかと思うくらいだったりします。親の罪が子に及ばないなんてのは近代国家としては当然の思想なワケで、それは大学側が当初述べていた「諸般の事情」とやらで踏みにじって良いものじゃないワケです(もしも、「諸般の事情」とやらが仮に杞憂でないなら、むしろ入学拒否した方が困ったことになるんじゃないかしら? それによる報復、とかね)

 とはいえ、大学側の言う「学生や地域住民らが平穏に勉学や生活ができないと考え」という見解も、ある程度はやむを得ないのかな、とも思います。つまりそれだけ、オウムと言う教団の指導者と幹部たちの起こした事件が、強烈なインパクトとして社会に根深く残っている、ってことです。三女さんと教団との関係が有る無しとか、今はオウムは無くアレフと言う形で再出発し地下鉄サリンなどの被害者への賠償をしているとか、そういった部分を越えたところで、やはり、ワシら一般人の心のどこかに、拭い得ない「恐怖感」があるんだと思います。(以前も書きましたがね)

 ただその「恐怖感」とやらで、教団やその関係者に対し、社会的圧力を持って「何やっても良い」とはならないワケです。例えば、普通に被害者賠償資金の調達事業として販売店をやっているのを、資金稼ぎのためだと決めつけて警察が取り締まる、って事件がこないだありましたが、そこでマルチ商法でもやってるならともかく、そうでないならこれって言いがかりも良いところですよね。

 結局言いたいのは、オウムという「恐怖感」を、全てにおいて「先入観」としてしまう危うさは、出来る限り払拭しなきゃいけないよね、ってコトです。

2004-5-10 (Mon)Version 
先日自己顕示したポスターを見てきますた。左が原宿駅での連張り、右が単体を渋谷駅で。
 

【宣伝のお仕事】
 一昨日、ソニーミュージックフェス(http://www.sonymusicfes.com/ ←故あって直リンは避けます)なるものにご招待いただき見てまいりました。ソニー系列レーベルのアーティストが一堂に会して数曲づつ歌っては去っていくというイベントで、現在ウチのCMに起用している加藤ミリヤさん(http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SR/Miliyah/ ←同じくw)が出演とのことでのお呼ばれ。他の参加アーティストは、ORANGE RANGE、高鈴、SAYAKA、ザ・マスミサイル、ZONE、玉置成実、晴晴゛、Bivattchee、藤あや子、松田聖子、吉田兄弟、Lyrico。・・・・・・うぅん、ごった煮感溢れますな。

 歌が巧かったのは断然藤あや子。声量も、声の伸びも他のアーティストとは格段に違います。でも、やはり若者にとって演歌は「ネタ」みたいに思うのか、拍手の中に笑い声が混じっていたのが気になりますた。まぁ、歌の巧さだけで評価はされないワケですね。反対に、歌が下手にも程があるだろうなのがSAYAKA。彼女だけでも口パクにすれば良かったのに。

 人気が高かったのは、玉置成実、ZONE、そしてORANGE RANGEでした。玉置さんは、昨年雑誌の仕事でグラビアを撮らせていただのですが、その時に比べて人気も見た目も格段に上がってましたねー。・・・・・・ちょっと化粧が濃いかな、と思ったのは秘密で。ZONEさんは、若いけど場数を踏んでいるのがよく分かります。ORANGE RANGEの後だったんですが、黄色い歓声が茶色い歓声に切り替わったのが大爆笑です。で、そのORANGE RANGEさん。例によって(?)歌やMCが聞き取れないPA設定に辟易してしまったのですが、パフォーマンスのおかげか、会場の熱気を一番さらっていましたね。こういう人たちが、今の音楽界の主流なんだなぁ、というのを感じました。個人としてのワシには分からん世界です(商売人としては分かりますがね)。

 で、お客さんの反応で異彩を放っていたのが松田聖子さん。40歳を越えて、白い膝上丈ワンピース調のドレスに、モワモワとした毛のついたロングブーツ。そして、今時のアイドルのライブでは見ることが困難な、アイドル時代と変わらぬMC&パフォーマンス。それらが成立してしまう「松田聖子」というコンテンツは、やはり格が違うのかもしれません。オオトリを努めたのですが、最後にSAYAKAと一緒になって「SAYAKAをよろしくー」と言っていたのには、ちょっと興醒めでしたが。

 肝心の加藤ミリヤさんは・・・・・・まぁ、まだデビュー前で露出もわずかなので、あんな感じでしょう。

 全体を通じて痛感したのは、そこそこの歌唱力さえ持っていれば、後はやはり露出度(プロモーション効果)の高いアーティストこそ人気を博す、っていう、まぁワリと当たり前のことでした。TV番組、CMとのタイアップはもちろん、レコード店で特設コーナーを作ってもらうとか、有線やラジオ番組でヘビーローテーションで曲をかけてもらうとか、レコード会社の宣伝マンが躍起になるわけですよ。もちろんTV番組での露出では、アーティストの「キャラクター性」も重要ですしね。「ウケる」ことが大事なわけです。

 ちなみに、こういうコンピイベントの時、アーティストのアクトの最中に関係者席の人が客席を見渡しているのは、そのアーティストの人気と客層を確かめているいわば「マーケティング」みたいなものなので、不審な目で見ないでくれると嬉しいです(涙)。

 ・・・・・・唐突に長々仕事の話を書いてしまいましたが、友人に「宣伝の仕事を詳しく書いてみたら意外と面白いかもよ」と進められたので、今まではあまり詳細に書かなかったことも含めて、たまーにこんな風に書いてみるかもしれません。別に、「ニュース書けない病」を誤魔化すわけじゃありません。えぇ、ありませんとも(涙)。

2004-5-11 (Tue)Version 
昨日の更新、どの辺が「宣伝のお仕事」なのかイマイチ見えませんね。今後気をつけます。

【笑っているのは誰か】
民主・菅代表辞任、後任選出は難航か(Yomiuri On-Lineより)

 世論が完全に菅バッシングに動く中、さっさと責任をとった(ように見える)福田官房長官と自民党が、いさぎ良い、ということで批判の先鋒をかわし、結果福田さんの首ひとつ(しかも議員は辞めない)で他の未納議員へ攻撃を拡大させなかった自民党が傷口を広げなかったにみえますが。

 一番笑っているのは、やっぱり霞ヶ関、厚生労働省の官僚でしょうね。自分たちの既得権益を守るために国会に認めさせた数々の年金制度「改悪」(←社民党みたい:苦笑)を批判する声が、年金未納問題の前に萎んでいった感じですもんね。そう考えると、江角マキ子の一件も、ここまで見越した「年金未納」問題で世論を騒がす為の布石だったのかな・・・・・・なんで妄想は、さすがに行き過ぎですがね。

2004-5-13 (Thu)Version 
小沢キター!

【権利ビジネス】
 でも今日は民主党の話しはしないのです。

Winny開発者、逮捕(ITmediaより)
「ウィニー」の“生みの親”天才技術者の素顔(ZAKZAKより)

 モバイルコンテンツという、ソフトウェアの著作権管理と言う部分に対し最もセンシティブな業種のひとつに働き、その中で広告宣伝という、クリエイティブとしての著作権にも注意を払わなくてはならない職種に従事している、そんな「立場」の人間からの意見として聞いていただきたいのですが。

 winnyは非常に害だと思います。ソフトの開発者が悪いのか、それを使っている人間が悪いのか、という部分では後者だという思いではありますが、当人のコメントを読んでみても「確信犯」(←間違った用法であるのは知ってますが、通念として広まっている意味で読んでください)としか思えないので、これはもうどっちもどっちですね。

 winnyをP2Pと同一視するのは危険です。それってP2Pの概念を無理矢理拡大解釈しているようなもので、ロジック的には、日本国憲法を拡大解釈して軍隊を自衛隊と言い変えて戦地に派遣するようなものです。大袈裟に言ってしまえば、P2Pというのは、最初から「著作権」という概念を必要としないシステムです。それに対して、winnyは(現実として)著作権として保護されているものを、その権利を侵してやり取りするシステムです。winny開発者の権利、というならば、そこで不正にやり取りされていたソフトウェアの開発者の権利はどうなるのでしょうか?

 ただし、『ソフトを開発した人間が、そのソフトが第三者によって違法に使われたせいで逮捕される』という図式も、もちろん間違っています。『著作権法違反をほう助したなどとして刑事事件の対象になる』(ITmediaより)もし、今回逮捕された方が、著作権に違反する意図がなかったのであれば、これは逆にソフトウェア開発側にとって深刻な問題です(先述の通り、記事からは分かっていてやったとしか思えませんが)。

 今回、逮捕された方を助けよう、という動きがあるようです。もし仮にその動きが、今までwinnyによって不正なやり取りをしていた人々を中心に行われているなら、こんなに皮肉な話しはありません。そいつらのせいで捕まってるようなものなのにね。あるいは、その罪の意識に苛まれての行動かもしれませんが、だったらおまえらが自首しろよ、と。「法律違反と知っていて、誤った使い方をしてました。開発した人の意図は著作権の違反ではないので、私らを捕まえてその人は釈放してください」と。

 確かに、権利ビジネスの拡大によって、現在の著作権の概念は肥大化し、歪んでいます。しかし、だからといって無視して良いものではない。著作権にまつわるシステムがオカシイのなら、それを変える努力をすればいい。しかしその努力は、違法の上に成り立つものではない。winny開発者は、違法と知っててやっていた節がありますが、そうである以上、逮捕は当然覚悟の上だったのでしょう。彼のやり方は、歪んだ権利ビジネスへの劇薬としての意義はあります。問題提起をしているのは、ある意味で立派です。しかし、捕まってしまった彼を「英雄視」するのは、結局は著作権にまつわる歪みを助長するだけではないでしょうか。


【ただの嫌味です】
党三役全員が未納、公明12人処分…調査公表(Yahoo!ニュースより抜粋)
 神崎氏自身と冬柴幹事長、北側政調会長ら13人に国民年金未加入・未納の期間があった。神崎氏は辞任しない意向を表明したが、党三役全員が未納だったことで、支持団体の創価学会などから、執行部の責任を問う声が出ることも予想される。

 「支援団体」って書き方にも笑いましたが。まぁその浮いたお金を支援団体に寄付してたんじゃないんすか?

2004-5-18 (Tue)Version 
よもやワシの人生の中に、ヴェルファーレで踊る時が来ようとは。

【権利ビジネス(続き)】
 先日の続き、というよりは補足ですが。

 ネット上での意見を見まわしていると、傾向としては、やはりwinny開発者氏(以下「47氏」)への擁護の声が強いように感じます。そして、「著作権」を扱き下ろす人もいるし、「著作権」を振りかざす人を蔑視する空気が醸成されていたりもします。まぁ、その辺を感じながら、もちっと簡潔に見解を書いとこかな、と。

 まず、著作権は保護されるべきと考えます。まぁ、大前提ですが。著作権、特に「複製権」がなぜ重要かといえば、創作者(開発者)に対し、作り出したモノから、商品としての「価値」を還元させるシステムだからです。言い変えれば、モノを作った人にメシのタネを還元させるシステムです。開発者に利益を還元させると言う点で、著作権の保護は重要です。

 また、ソフトウェアの開発は、法規制からは自由であるべきと考えます。法の中でソフトウェアを作るのではなく、ソフトウェアによって法が変わるくらいのことは、法は絶対ではなく、時勢を反映させた流動性のあるものであることを考えれば、何も不思議ではありません。

 さらに、現行の著作権のシステムは、破綻に近いと思います。いちいち論いはしませんが、ガチガチに固められたシステムが、制度疲労を起こしています。特に二次利用、二次制作物などへの規制は激しく、表現や技術進化の多様性を妨げています。また、近年著しい著作権の囲い込みが、著作者のためではなく著作権保護団体(例えばJASRACのような)のために行われているのではないか、という視点も必要でしょう。

 であっても、(結果的に)winnyが法を犯してしまったことは、現行法に基づいて処理されるべきです。おそらくこれが、ワシがネット上で主流の擁護論を簡単に首肯出来ない原因です(苦笑)。もちろん、裁かれるべきは「開発者」ではなく「違法利用者」なのですが、今回の場合、前者と後者がほぼ一致してしまったのが、話しを複雑にしていると思います。開発者としての47氏には、開発の段階で法に触れることが分かっていたなら、問題提起者としての立場を「より」明確にすべきだったと思いますし(少なくとも2chとその周辺だけではなく、ですね)、そんな中自身も(違法)利用者だったのなら、この結果も仕方無いのかな、と思います。

 そして、著作権のシステム崩壊に問題提起をした点について、47氏の行動は評価されるべきと思います。井の中でのこととはいえ、彼の主張には理があり、制度疲労を起こしている現行システムへの明確な問題点の指摘があります。ですので、彼の行動に対して、逮捕が適正な処置かという点には疑問が残ります。スーパーハカー(笑)が企業セキュリティを担当するかのように、彼を著作権システム改正への有識者とするくらいの度量が、今の日本には必要なのではないかと。まぁ、無理でしょうがね。

 結局、ある意味権利ビジネスの中で仕事をしている一社会人として思うのは「現行の制度の問題を、47氏とは違った手段でなんとかしたい。47氏は、目的は良かったけど、手段の部分で躓いたのかな」ということになるんですかね。だからこんな画像も、ネタとしては面白いけど、議論としては本末転倒になりかねないかな、とね。


【雑談(in Valfarre)】
 ワシが宣伝する某着メロサイトの、曲などの製作を主にやっているパートナー企業の設立3周年パーティということで、昨夜、六本木はヴェルファーレに行ってまいりました。童子Tさん、加藤ミリヤさんと言った、CMにも起用しているアーティストさんもゲストに迎えての本格的なパーティですが、実はワシ、初ヴェルファーレ。名前だけは有名な場所なので、無駄に緊張気味です。お立ち台とかに立たされたらどうしよう(違うホールです)とか、ミラーボールが落ちてきたらどうしよう(心配するだけ無駄)とか。

 ワシは、いわゆる「Club」の雰囲気が、実は苦手です。おねぇちゃんが横に付くクラブではなく(こっちは得意。?)、音楽を楽しむ場所としてのクラブの方ですね。仕事柄、あるいはプライベートでも結構行くには行くんですが、特にあのダンスフロア(とは言わないのかな?)の雰囲気が苦手で・・・・・・。自分の見た目にネタとコンプレックスを感じているせいか、なんか場違いな気がするんですよねー。ついでに、踊りとは言えない左右に揺れるだけのなんかも恥ずかしいし。だからいつもは飲食フロアで酒を傾けてなんとなく音楽を聞いているのがだいたいです。

 でも、昨日は結構踊っちゃってました。

 そこにいた人間のほとんどが顔見知りと言うか仕事上の身内と言うか、まぁそんな気のおけない人たちばかりだったのも幸いしたんだと思います。そしてそれ以上に、会場の雰囲気が、クラブと言うより「学園祭」のノリに近かった。もともと、大学時代はコミック系のダンスサークルもどきをやってたこともあるくらいの踊り好きなので、自分の気持ちがのってしまえば、踊るのはやぶさかでもやぶさめでもありません。その会社も、平均年齢が20代前半という若いスタッフばかりなので、みんな普段の仕事では見られないほど躍動的でした。

 で、そんなみんなを見ながら、あぁ、これって昔の「村祭」だよなー、とつくづく思ったのです。日本人の遺伝子に組み込まれてる・・・・・・のかどうかは知りませんが、こうやって昔から、一年の大半を占める「仕事」の合間に、憂さだとか鬱憤だとかとにかく溜まったものを噴き出して、人生のバランスを取ってきたんだなぁ、と思ったのです。

 現代、というくくりは正しく無いかもしれませんが、現代社会は「村祭」を必要としないほどイベントに溢れています。多くの人たちがそれを享受して、また多くの人たちがそこから離脱しています。メリハリやケジメを付けられない、現代人に失われているバランス感って、実はそんな原点を見失ってるからなのかな、とヴェルファーレには不似合い極まりないことを考えておったとさ。

2004-5-19 (Wed)Version 
(再掲)名言サイト 【一千人の言葉集】 いつか読もうと思って忘れてたので備忘。

【宣伝のお仕事〜ザ★公務員】
 ↑いや、別に公務員の皆様を蔑視して言っているわけじゃないんですよ(先に謝る)。

 ある日、とある地方公共団体さんが主催(正確にはその出先機関が主催)する、某映画祭への協賛のお願いということで、その事務局の方々がご相談にいらっしゃいました。話しを聞いていくと、協賛はして欲しいんだけどこちらが対価として求めるものに応じるのは難しいと思う、という部分で主旨貫徹されておりました。

 ものすごく当たり前の話しですが、企業は、支払う経費に対して何らかの対価を必要とします。通常は、自社製品の購買促進だとか、ブランディングだとか、売上に直結する部分の対価です。企業メセナのように、企業のイメージアップを図る場合もありますが、それには接触する人数にある程度のマスが必要です。まぁ、イベント規模は協賛規模と比例させられるので置いといても、「特になにができるかはこれから考えますが、協力してくれませんか」とにこやかに言ってしまうあたり、普段は役所でフツーに勤めていると仰っていた事務局の方々には、この部分の重要性が分かっていただけていないのかな、と思ってしまいました。

 いわゆる「ビジネススキーム」と言われるもの、それがまったく出来てないんですねー。「費用対効果」と言い換えても良いですけど、カネを出す相手に対してどのようなメリットを届けるか、そういう視点が無い。ウチだって、カネを出してくださる「ユーザー」にメリットを届けるために、日々努力をする。言い方は悪いですが、費用対効果を考えぬまま累積赤字を広げてしまった行政団体、その象徴的な意味での「公務員体質」というものを、事務局の方々の後ろに見てしまった気がします。

 余談。個人的に映画は大好きですし、こういった映画祭的イベントも好きで、自分自身もかつて友人の出展した作品に出演して、その作品が賞を取ったりと、この手のイベントを応援したい気はヤマヤマなんですけどね(さりげなく自己顕示w)。

2004-5-20 (Thu)Version 
代休なのに打ち合わせ(涙)。

【健全・・・・・・?】
 いつも勉強させていただいているkitanoのアレ(2004年5月15日付)で、『コンテンツ「健全化」法案衆議院通過』というトピックがありました。リンク先を読んでもらえれば、概要と経緯はわかるので今更ワシの言うことは何も無いのですが、一応、後日改めて私見なぞ(それがこのサイトのアイデンティティ(爆笑)なので)。今日は時間が無いので紹介だけー。

2004-5-21 (Fri)Version 
昨日の話の続きはまた後日。

【テロ支援国家】
パレスチナ:ラファ攻撃で子供ら10人死亡−−イスラエル軍釈明「群衆狙ってない」(MSN-Mainichiより)

1.テロル 1 [(ドイツ) Terror] 〔恐怖の意〕あらゆる暴力的手段を行使し、またその脅威に訴えることによって、政治的に対立するものを威嚇(いかく)すること。テロ。(三省堂提供「大辞林 第二版」より)
2.単なるデモ隊、それも武器も持っておらず(と見え)、子供も中にいるところにミサイル弾をぶち込むのは『あらゆる暴力的手段を行使し、またその脅威に訴えることによって、政治的に対立するものを威嚇』することじゃないのかね?
3.故に、イスラエルはテロ集団。

 そしてアメリカは一日前にはなりますが、以下の声明。

パレスチナ:ブッシュ米大統領、イスラエル軍批判避ける−−ラファ侵攻(MSN-Mainichiより)
 ブッシュ米大統領は18日、ワシントン市内で開かれたユダヤ系米国人団体の催しで演説し、「イスラエルにはテロから自らを守るためのあらゆる権利がある」と強調した。

 ここに晴れて、アメリカは「テロ支援国家」と認定されましたとさ。

 それにしても。国家がやると「制圧」なことが、非政府組織(笑:もちろんテロ組織と言われている団体のコトです)がやれば「テロ」なんだなぁ。


【スイミング キル ビル】
 昨日は代休なのに夕方まで出社しながらも、当初の目標通り映画二本見られました。ネタバレしない程度に鑑賞記録など。

スイミング・プール
スイミング・プール いわゆる「ミスディレクション」をコンセプトにしたミステリー。公式サイトにも「現実とフィクションが交錯するミステリー」と書いてある通りですね。この映画の魅力は、主演女優の二人、リュディヴィーヌ・サニエとシャーロット・ランプリングの魅力に尽きると思います。特に、映画の随所で見られるサニエのヌードには、息を呑むほどの美しさがありますな。彼女の近作は「ピーターパン」のティンカーベル、と言うまるで無垢なキャラクターなワケですが、そこからは想像も出来ない(ピーターパン見てないけど)大胆さです。まぁ、「冬ソナ」(見たこと無い!)とやらの「ヨン様」とやらも、「スキャンダル」という初主演映画で全然性格も見た目も違う「濃い」キャラをやっているようですし、役作りといえばそうなんですけど。また、もうひとりのランプリングも、存在感があります。驚きのカットもあったし。

 ただ、肝心のストーリーですが、ワシにはちょっと不満が残るものでした。プロットがプロットだけに、途中から察しはついて、それは恐らく正しかったと思うのですが、種明かしの説明が抽象的過ぎて、ボーっと見てた人には分からないだろうし、推理してた人には物足りないものになっていました。まぁ、ワシの見る目が足りないだけかもしれませんが。とはいえ、物語のほとんどがプール付き別荘で繰り広げられるシチュエーションスリラーにも関わらず、上映時間中飽きることはありません。しつこいけど、サニエの肢体を見るだけでも価値あるかも(だったらDVD化後家で見ろ、と:笑)。

キル・ビル Vol.2
 友人の評も、ネット上の評判も、「一作目に比べたら」をマクラ言葉に、否定的な意見が結構多かったので、「前作のコンセプトを忘れる」をコンセプトに見にいったわけですが、そのかいあってか、「これ、スゲー面白いじゃん」とワリと素直に受け入れられました。

 今回の作品こそ「ザ・復讐劇」というテイストです。まぁ副題に「The Love Story」とついてるのも分からないでは無い。平板に陥りそうなストーリーの随所随所に味をつけ、きちんと映画に引き込ませるあたり、タランティーノ監督の持つエンターテイメント性に魅せられた感じがします。・・・・・・うーん、ネタバレにならない程度に書くのが難しい映画ですねぇ。。。

 前作の事前鑑賞は必須ですが、この映画の、恐らくは本質的な部分である「復讐劇」「ラブストーリー」に目を落とせば(「アクション」と「変な日本語」では無いはず!)、続き物として十二分に面白い作品になっています。映画としては長丁場の上映時間中も、これまた飽きずに過ごせました。

2004-5-23 (Sun)Version 
昨夜は久しぶりに小劇場で友人の出る芝居を見てきました。今日が楽日なのでご興味の方は是非。えっ、内容?・・・・・・う〜〜〜ん。。。

【場当たり解決法】
北が“巧妙な”外交術、2枚のカードで多様な実利獲得(Yahoo!ニュースより)

 無限に出てくる切り札を相手に終わり無い身代金を払いつづけるわけですね。

2004-5-24 (Mon)Version 
世界の愛で中心を叫ぶ 「ちゅうし〜〜〜ん!」

【雑談】
うらにわにはにわにわにはにわにわとりがいる
じつはこの文には 800通り以上もの意味の取り方があります」とのことで、その800種類とやらを紹介しています・・・・・・すげぇ。

変化球の謎に迫る
フォークボールは「落ちる変化をしていない」のも衝撃ですが、「消える魔球」は、空想科学読本の論理(つか妄想)には拠らずに、科学的には実現可能なのも驚きです。

2004-5-25 (Tue)Version 
いくらF○MAにシフトしてるからといって、タレントも使わずバリエーションも無い5○6の広告は寂し過ぎる・・・・・・←伏せ字の意味無し

【小泉総理を擁護する】
 首相の訪朝が、またぞろ批判マミレになるんだろうなぁ、と思ってあえて書いていたのですが・・・・・・確かにネット上では小泉批判な論調も多かったのですが(二日前自分も書きましたしw)、一般マスゴミも含めて概ね小泉評価な見解が多かったので、ちとインパクトが薄れたかもしれません。

 それはさておき。

 小泉首相に対してまずされるべき評価は、彼は北朝鮮問題に対して、歴代首相の為し得なかったことを粛々と行っている、という部分です。まさに、命をかけてまで。

 意外と忘れられがちですが、小泉首相が北朝鮮に行く、という行為は命がけです。日本と北朝鮮はいまだ友好国ではなく、交渉の決裂がそのまま命の危険に繋がる、というのは、決して考えられない事態ではないでしょう。それは、堂々と行われるかもしれませんし、かつての伊藤博文のように、民衆の手(に見せかけて)によって暗殺されるかも知れない。

 これを妄言と一笑に付す人は、ついこの間チェチェン大統領が暗殺された事件を思い出してください。「日本にいると」安全だから、外交とは命がけであることが分からない。あるいは「公僕の命」を軽く見て、「公僕の長たる総理なんだから命くらい差し出せー」というのかも知れない。でも、それはあまりにヒドイ。

 今後も北朝鮮との交渉が続くに連れて、交渉の結果にインパクトがなければ、総理への批判は噴出するでしょう。それこそ、実際の被害者である拉致者とその家族を中心に巻き起こるかも知れない。しかし、北朝鮮との交渉は彼らのためだけに為されているのではない、という当たり前のことを認識すべきでしょう。拉致問題は最重要課題かもしれませんが、それだけのために北朝鮮と折衝をしているワケではないのです。

 「拉致被害者」という「弱者」を演出することで、「公権力」への批判は容易になります。もちろん批判が為されるのが悪いわけじゃないんですが(言論の自由がありますし)、それが「世論」となり交渉に弊害を与えるとしたら、まさに本末転倒も良いところです。日本は北朝鮮と如何様な関係を築きたいのか、そのビジョンを見据えた上での議論の噴出をこそ、あるべきものなんじゃないかな、と思います。

 ・・・・・・てなことを書いてたんですが、うーん、今回、マスゴミも結構おとなしいよねぇ。。。

<参考>2002年9月20日【ファースト・インパクト】2003年1月15日【報道の信義】2003年1月21日〜23日あたり

2004-5-27 (Thu)Version 
 昨日の休暇の一番の目的が「フレッシュネスのバーガー」ってあたりに自分の限界を感じる獣。

【雑談】
電車男男達が後ろから撃たれるスレ 衛生兵を呼べより)
 超久々に2chネタ&禿しく各所で既出ですな。ワシが見つけたのは昨夜でしたが、

一 晩 中 読 み 耽 っ て し ま い ま し た ・・・・・・ウラヤマスィ

 後日談らしきものはこちら

埼玉不思議発見
 千葉県民のワシにはライバルな埼玉の不思議スポットです。千葉のも無いかなぁ・・・・・・(一応愛県心)

島じまん2004(以上2件ネタ元:日々の凧あげ通信
 「東京の島々、伊豆諸島・小笠原諸島の魅力をご紹介するイベント」が今週末竹芝で! しかも、ワシその日友人の結婚式で竹芝にいる! てわけで、ビミョーな空気を感じつつちょっと行ってみたい気マンマンです。

2004-5-28 (Fri)Version 
すっごく久しぶりに川本真琴(の代表曲)を聞いたらちょっとドキドキした。昨日の電車男さんの話しのせいかな?

 今日は家に仕事持ち帰ってるんでこんだけ。すんません。

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