インデックス>ホーム>コトノハDaily>Dailyログ2004年1月
▲コトノハDaily
2004-1-1 (Thu)Version
あけよろ。
【今年最初の雑談】
冒頭の挨拶は、「あけおめことよろ」撲滅委員会理事としての新年の挨拶にて候。もっと悪くなっている気もするけど。あ、今日の更新も超どーでもいー話し(しかも仕事の)なんで、読み飛ばし推奨で。
さて、例年年越しは、ワシの通う神社で新年最初の行事である「若水取り」と「四方拝」というのを眺めながら過ごすのですが、今年というか昨年というか要は昨日今日は、会社の協賛や応援などしてる年越しイベントへの立会いで過ごしました。それも二件も。
一件目は、大晦日格闘技三つ巴の一つ、「PRIDE 男祭り2003」@さいたまスーパーアリーナ。一応、アリーナ席なるところで見ていたのですが、ワシが格闘技に造詣が無いせいか、イマイチしょっぱい試合が多かったかな、と。でも、一緒に見てた格闘技好き同僚も同じようなことを言っていたので(しかも対戦カードはそこそこ良いようなので)、やはり感じたモノは正しかったのかもしれません。
PRIDEを、カウントダウン&最終試合まで待たずに、22時過ぎには会場を出て、会社の人の車で幕張メッセイベントホールへ。ウチが冠協賛になっている水樹奈々さんのカウントダウンライブに、超熱気の中、途中から参加しました。えぇと、スタンド席の一部、まるで盛り上がっていなかった一団は、我々含む関係者でした。不満に思われた方、ごめんなさい。まぁ、「男」祭りよりは「女性」のライブの方がイイ!ってワケだからではないのですが、結果的に年越しは、そのライブ会場でのカウントダウンとなりました。いや、それにしても盛りあがってた。人数はともかく、盛りあがりの熱気だけでいったらさいたまスーパーアリーナより幕張メッセでしたね。
でまぁ、そのあとの打ち上げにも参加したわけですが。結局、ワシのような部署というか業種、すなわち宣伝の人間がこういったイベントに立ち会う意義は、まさにその場にいる、というその一点に集約されるんですよね。あるいは、打ち上げに参加する。そして、次の仕事の話をする、と。ある意味で大変失礼な話しながら、そのイベントや出演者への興味自体は二の次なワケで。でもそれも、仕事、という意味では当たり前なワケで。タレントさんとしても、一緒に仕事する人が、一般のファンの方と同じく大盛上りをするような人たちばっかりだと、安心して仕事も出来ないですからねぇ。
ちなみに、その水樹さんの打ち上げには、桑谷夏子さんやラジオでお世話になっている望月久代さんなどもいらっしゃいました。一緒に関係者エリアで見てたんですけど。考えてみたら、水樹さんを入れると、シスタープリンセスの出演者の内3人がいたんですねぇ。作品を見たことも遊んだことも無いんですけど。あ、ここの段落、かなりヤな感じ業界人気取り風なことを書いているのは自覚済みです(ゴメンナサイ)。
えぇと、そんなこんなでてんやわんやで家についたのが6時過ぎという体たらくですので、一旦休んでそれから元旦神社へ手伝いGO!ですな。ボロボロのグデングデンのワリには、ここまで書く気力が残っていることにビックリです。でも、それもここまで。おやすみなさい。良い御年を。
2004-1-4 (Sun)Version
パイレーツ オブ カンブリアン <太古の海賊の物語。主人公は恐らく恐竜。
【生存報告だけ】
<愚痴>1/1まで仕事→2日3日と神社御手伝いwith体調不良(激しく腹痛&腰痛)→今日から仕事、と、えぇ、充実した年末年始をお過ごしです。マトモな更新はしばしお待ちを。。。</愚痴>
2004-1-5 (Mon)Version
今日から年賀状&年賀メールを用意します(遅)。
【誇張報道】
小泉首相:靖国神社を参拝 元日に繰り上げ
参拝の是非は、取りあえずおいておいて(ちなみにワシは、参拝は問題無し、と考えておりますが)、またぞろ、中国と韓国が騒いでいます。まぁこのMainichi INTERACTIVEの記事では、その両国だけをそれぞれ記事にしているだけなのですが、あれ、と思ったのはテレビ報道。
確か、これを報道していた1日のNHKニュースかなんかで、「首相の靖国神社参拝に対し、アジア各国から反発の声が上がっています」と言った後に、中国と韓国それぞれが抗議の姿勢である旨報道していましたが、この原稿はいかがなものかと。
中国と韓国以外の国が抗議した形跡は、ワシには見つけられなかったのですが、恐らく抗議してきたのはこの二国だけなのでしょう。そして、この二国が首相の靖国参拝に抗議してくるのは、正当性を問わずの国策であることは、周知のことなワケで。そもそも、「反日」を教育プログラムに組み込んでいる二国なワケですから、この抗議の姿勢はもう、脊髄反射みたいなものです。それを指して「アジア各国から反発が」とアナウンサーに言わせるのは、ワシには誇張報道にしか思えません。確かに二国でも「各国」だし、経済力、国力で言ったらアジアのある程度を占める二国ではありますが、一国一票、という国連的考えにのっとっても、公正な報道の仕方とは思えません。
短い時間で、それも音声と映像を使って報道されるテレビだからこそ、時に強烈なイメージだけが残る場合があります。それが結果として、嘘ではないけど適正な「事実」を伝えていない、少なくともそういうイメージが残ってしまう、という問題がそこにある以上、原稿には細心の注意を払うべきだし、また逆に視聴者も、その背景を読み取る情報力が求められるのでしょう。
・・・・・・って、結局いつもの結論に達しているわけですが。
2004-1-7 (Wed)Version
天空の白ラピュタ(と黒ラピュタ)
【道州制】
田中康夫知事:長野県を「信州」に 名称変更を検討(Mainichi INTERACTIVEより抜粋)
田中康夫・長野県知事は5日、職員への年頭あいさつで、「長野県」から「信州」へ名称変更を検討する考えを明らかにした。(中略)、「観光パンフレットでは信州という言葉が使われても長野県という言葉が使われることは少ない」と観光面での県名変更の効果を挙げた。道州制の議論にも触れ、「長野県は、(県内で広域連合をつくる)10の地域がそれぞれ共和国を構成する『信州』という『州』であることを、全国に広く宣言していくべきだ」と述べた。(後略)
えぇと、「信州」という報道と「信州県」という報道と、結構入り混じっていますが、後者は変だから!「州」と「県」て行政区画が二つも続くの変だから! ってなツッコミどころもあったりと、長野県知事もネタ振りとして言っているのかもしれませんが(ちなみに知事は、きちんと「信州」と言っています)、一応、マジレスをしますと。
田中長野知事:「信州」提唱、総務省は困惑気味
まず、「長野県の考えでしょう」とか「政府の考える問題じゃない」とか言って、議論を避けるのはヒドイですね。地方自治体とか言いながらまるで権限を与えず、国庫からの助成金で首根っこつかんでいる根性が染みついていてむしろ愉快です。どーせおまえら口だけだろ、出来るもんならやってみな、てな罵詈雑言が言下に見え隠れしていますね。対して、検討の余地はある、とか、これは制度を正しく理解していない、など既に議論に入っているのは、まだ好感が持てます。その是非はともかく、政府にしろ国民にしろ、考えるキッカケを作っているのは、賞賛に値します。
その上で、二つの理由から、ワシはこの田中知事の提案に反対です。
まずは、麻生総務省の言うとおり、これは道州制の制度理念を正しく導入したものではないからです。そもそも日本における道州制は、先の衆院選でもいくつかの政党の政権公約に組み入れられていましたが、まぁ何故その導入が議論されているかと言うのを、理想論で端的に言えば、
『細かくなり過ぎた地方自治体単位(都道府県制)をある程度統合し、地方行政の人的、金銭的なスリム化を計る。同時にその新自治体(道州制)に様々な行政権限を委譲し、中央行政の人的、金銭的な負担を減らす』
と。ところが田中知事の提案は、もちろんある程度そう言った部分にも踏み込んでいるんですが、俯瞰して見てしまえば、「長野県」という名前の風呂敷を、「信州」という名前の風呂敷に取り替えただけで、風呂敷が大きくなったわけでもない。器の名前を変えただけで、中身はたいして変わっていないわけです。これでは、たいして「道州制」にする意味がありません。
もう一つの理由は、大規模な改称は、出来るだけ一度にやらないと、国民や企業(特に中小)の負担が大きいと言うことです。名前を変えるってことは、当然全国のあらゆるところでそれに対応しなきゃならなくなるってことです。銀行システム、鉄道の運行システムから券売機、流通の宛名、書籍の改訂、パソコンソフト内のプログラム・・・・・・etcetc、まぁ身の回りのありとあらゆるモノを書き変える、という作業は、一時的にはそれによる特需を享受する企業もあるでしょうが、やはり全体でみればこの大規模な作業で、相当な人的、金銭的負担が発生します。それによって、下手をしたら倒産する企業だって出てきておかしくない。そういったところまで考えて田中知事は言っているのか、ちょっと怪しい気がします。どーせ変えるなら、出来るだけ一変に変えてしまったほうが、結果的には楽になるはずです。今年は長野が信州に、来年は京都が古都州に、なんてやってたらキリが無いわけです。
まぁ、そもそも「信州」が「長野県」に比べて浸透していて、経済効果が見込めるか、といえば、そこからワシは怪しいと思います。もっとも、この騒ぎが起こったことで多少なりとも経済効果が出そうな気もしますが。
田中知事は、妄言も多い人ですが、そんな中にこういう「キッカケ」が含まれているのは、素直に評価したいと思います。将来のこの国のあり方を見据える上で、注目していきたい議論です。
2004-1-9 (Fri)Version
今週のモーニング(@講談社)は「ブラックジャックによろしく」と「プラネテス」で泣いた。タナベ、素敵過ぎ。
【エネルギー充填120%】
家族帰国は120%保証 北朝鮮、拉致議連に(Yahoo!ニュースより抜粋)
昨年末に北京で行われた北朝鮮政府高官との会談後、北朝鮮側があらためて帰国問題に関する当局の意向を平沢氏に伝達。その中で北朝鮮側は「拉致被害者5人全員が出迎えに来れば、家族は120パーセント帰す」と強調した。
見出しで吹き出してしまったのですが。いつから北朝鮮は宇宙戦艦ヤマトに匹敵する表現力を弄するようになったのでしょうか。。。ていうか、非公式の打診とはいえ、こんな馬鹿にしたような言い方をするのは、やはり信頼にあたうとは思えないのですがいかがでしょう?
本日会社に泊まっているので、一発ネタだけかましてこのあたりで失礼。
【サンタクロース確保】
拘束直後のフセイン大統領(Yahoo!ニュースより)
いろんな物を失った音が聞こえますたw。
2004-1-12 (Mon)Version
まるで珈琲を入れていないクリープみたいなものだ<ただの粉
【エネルギー充填35%<ワシが】
ちょっと泥酔気味なのでまともなことが書けるか微妙ですが(と先に逃げ道を用意)。
先日の更新について、夜のシマネコの東天王ヨブさんよりツッコミをいただきました。
≪引用ここから≫この「120%」って、北朝鮮の側がそう言ったの? 俺は平沢勝栄がいつものマスコミサービス的な口調でそう言っただけなように思うんだが。
≪引用ここまで≫
うーん。確かにそういうパフォーマンスが好きな方ですからねぇ。。。ただ、昨日の記事(やふだけど元は共同通信)、産経新聞の記事、ZAKZAKの記事、といずれも主述の関係が「北朝鮮」が「言った」となっているので、額面通り受け取るなら、北朝鮮側がやはり言って来たのでしょう。ただ、それを記者団に伝えたのは恐らく平沢勝栄氏でしょうから、氏がその情報伝達の部分でパフォーマンスをしていれば、確かにそうかもですね。そうだとした場合、そんな「誇張した」情報を伝える政治家こそが信頼されないので、そこまで平沢氏が愚鈍とは思えないのがワシの感想ですが。。。
まぁ、それはおいといて。先日は泊まり仕事中と言うこともあり茶化すだけだったので、きちんとこの件への所感を書いておこうかと。
まずまぁ、北朝鮮は実際に拉致被害者の家族を返すでしょう。それが一時帰国か永続帰国かは分かりませんが、どちらにしても渡したあとに日本側が再度北朝鮮に帰すとは、北朝鮮側は思っていないはずなんで、結果は変わりません。んで、これによって日朝関係がどうなるか、と言うと、現状と比べて大してドラスティックな変化は無いでしょう。
結局、この拉致問題ってのは、日本にとっても北朝鮮にとっても、ついでにいえばアメリカ&中国にとっても、さっさと終わらせたい問題なんです。ひとえに、日本国民の感情を逆なでしないで北朝鮮にまつわる諸問題に対処する、というために。今の日本は、まるでハシカにかかったように「拉致問題の解決無くして北朝鮮問題の進展は無し」というのが世論として固まっています。それは正しいのですが、実はこの問題が長引いているのは、一昨年9月の日朝交渉前も後も、あらかた日本政府の舵取りが原因だったりするわけです。政府はその原因を100%北朝鮮のせいとしている節がありますが。。。
まあ各国の事情を省みるに、日本国内(あるいは政府)の北朝鮮利権を持っている人々は、拉致問題が解決せずにそれを再開することが難しいことは分かっているので、さっさと解決したい。で、北朝鮮としては、この問題がくすぶりつづけている以上、日本からの経済援助が見込めないのは分かっている(逆に、解決さえさせてしまえばいくらでも搾り取れることを分かっている)ので、さっさと解決したい。米中としては、人道的見地から(両国とも、そんな見地があること自体が笑劇ですが)この問題を無視して、北朝鮮のソフトランディングに向けて日本(国民)を納得させることが難しいことは分かっているので、さっさと解決したい。
てわけで、今や拉致問題は、外交の切り札でも無くなり、残念なことに誰からも厄介がられているのが実情ではないかと。誰にとってもさっさと解決したい問題を、外交上の体面を保って「交渉」というオブラートに包んで露出している、ってのが、今回の申し出ではないかと。
ただ、必要以上にこじれたこの問題を解決するには、もうこういうある種「なげやり」な手法しかないのかな、と思います。数十年に渡って苦渋を舐めさせられた上、望まずに権力者にさせられてしまい、本当の意味で「人生を振り回された」拉致被害者とその家族にとって、さてこの提案はどううつっているのでしょうね。
2004-1-14 (Wed)Version
やっと『8時だョ!全員集合』のDVDボックスがキターーー
【ドリフ、という舞台】
まだ一巻の途中までしか見ていませんが、もぉ、ドリフの大爆笑(←それはCX系列)です。そういえば、TBSの番組なのに、なんでポニーキャニオン(CX系)から発売されてるんだろう。。。なんて、オトナな事情は差し置いて。
『8時だョ!全員集合』が終了したとき、ワシは小学校の低学年だでした。当然、16年間続いたこの番組が始まったときはまだ産まれてもいません。ひょうきん族派だった兄貴とは、毎週テレビの前で丁丁発止のやり取りか泣く喚くのケンカか、どちらにせよ、幼心にそこまで訴えてでも見たい番組だったことは間違いありません。そしてそれから18年、もちろんのことですが、まったく違った視点から、大笑いし、そしてその舞台の完成度に感心しました。
一応、まがりなりにも仕事で「舞台」だの「テレビ番組」だの「イベント」だのに深く関わっているせいかもしれませんが、とかく『8時だョ!全員集合』の舞台の完成度は高い。あれだけの大道具に大仕掛け、(お約束ネタがあるとはいえ)毎週違う台本、そして生バンド。それを、カメラの前(しかも生放送もあったわけで)のみならず、大勢のお客さんの前で演じるわけです。ザ・ドリフターズの面々はもちろんですが、それを支えるスタッフのレベルの高さがうかがえます。あのドンデンの早さなど、神憑り的なものすら感じます(大袈裟)。もちろん、例えば吉本新喜劇であったり、毛色は違いますが劇団四季などの大小屋での芝居であったり、ハイレベルな舞台ってのは他にも幾つかあるわけですが、まるで遜色は無いですね。
そしてそんな中に提供される「笑い」。昔は「笑い」の面しかもちろん見えませんでしたが、「いろいろ知った」今の視点からの魅力を加味すると、さらに味わい深い(これまた大袈裟ですが)モノです。流行り廃りもありますし、今のお笑い界のスタイルを批判する気もさらさら無いのですが(実際その中で仕事もしてますし)、やはりこの、ドリフのレベルの高さ、ってのをまざまざと見せつけられると、「こういうのも見たいな」という気持ちになります。
とまぁ、ワシの価値観における重要度の高い「エンタテインメントとしての笑い」について大層に語ってみました。つまりは、どうしても笑ってしまうのが楽しいのです。
2004-1-15 (Thu)Version
全員集合のDVD、ドリフターズのメンバーの付けていたマイクは「ピンマイク」ではなくフツーのワイヤレスを胸元にはっつけたモノでした。時代を感じるなぁ。。。
【タテマエ論】
イラク復興事業、米が反対国の排除方針見直しへ(NIKKEI NETより)
アメリカの守りたいものは、イラクの人々か、復興利権か。もちろん、後者の本音を前者のタテマエで包んでいるワケですが、まぁ、そのオブラートの軟化に期待したいです。タテマエですが(笑)。
2004-1-16 (Fri)Version
最近GBASPに乗り換え(逆転裁判3対策)、ついでにMOTHER1+2を買った。改めて今やると、いろんな意味で画期的なRPGだったことが分かります。
【ま、結局はひがみなワケですが】
<芥川賞、直木賞>19歳綿矢さん、20歳金原さんら受賞(Yahoo!ニュースより)
芥川賞:金原ひとみ氏/綿矢りさ氏、直木賞:江國香織氏/京極夏彦氏。受賞作品をどれも読んでいないのでナニも言えないのですが、並んでいる名前だけを見ると「活気を失った文学界の話題性を高めるため」という穿った見方も、ちょっとだけ頷けちゃいました。まぁとはいえ、この二賞も含めて「賞」の権威の低下を嘆いたりする御仁もいますが、もし自分が取れたら・・・・・・と夢想するとやっぱりスッゴク嬉しいと思うので、そう言う意見にも与せません。
何はともあれ、まずは自分の作品をきっちり書き上げるところからですね。がんばろっと。
2004-1-19 (Mon)Version
キック・ザ・クックルー(暴力的ラッパー)
【ラップ/パロディとクリエイティブ】
てわけで、仕事でキック・ザ・カン・クルーさんのライブに行ってきたのですが。例によって協賛だったらしく。
正直、CDも聞いたことが無くて、知っている曲といえば山下達郎「クリスマスイブ」のカバーくらいと言う始末なのですが、昨夜のライブ、と言うかイベントは、ファンから寄せられた「ライブで聞きたい曲」のリクエストTOP10を、発表しつつ歌っていく、という趣向のもの。しかもメンバーは、打ち上げの時も言っていたから本当だったんでしょうが、ガチンコでその順位を知らずに、ステージで発表されてから歌詞とパフォーマンスを一生懸命思い出す、という、なかなかに普通には為し得ない演出で、そこそこ楽しめました。
彼らの曲を聞いて「あんなのラップじゃない!」と言う人は多いし、実はワシもそう思います。ラップ、ってのは、まぁ明確に定義するわけじゃないですが、被差別側の人々が、自分たちの現状や社会への不満を、リズムに乗せて風刺する、ってのが根底にあるワケでして。キックさんの曲は、昨夜聞いてただけでも「現代を生きる人々の不安」や「心にあるモヤモヤしたもの」は歌っていますが、まぁ、歌詞の内容は甘っちょろいと言うか、悪い意味で現代人の心を代弁している感じがしました。それでも、むしろそれによって彼らは売れているわけですし、売れる以上、それは一つの「正しい形」なわけです。・・・・・・ケチつけたいんだか誉めてんだか分からない文章ですが、ワシとしては後者のつもりです。歌は世に連れ、世は歌に連れ。彼らの歌は、確かに一つの世相を映しこんでいるワケで、それはモノを書く人間として非常に興味深いところです。
話しは微妙に変わって。
昨夜歌われた彼らの曲に、いくつか何らかの作品のパロディと見受けられる曲名や歌詞がありました。別にそれ自体にケチをつけたいわけじゃないんです。まぁ、なんでも「リスペクト」と呼べば許される最近の風潮には意義を申したてたいところですが、「創造は模倣から始まる」という言葉はワシ自身も作品を作る上で重々に実感していますし、パロディが、広義で言う「アート」のひとつのジャンルとして存在することは、否定し得ないし否定する必要も無いと思います。
ただ、パロディ=アート、となりがちな面も存在していて、それは違うんじゃないかな、と。例えば、昔このサイトでも「面白い!」と言って取り上げたT-SELECT。いまや、パロディ作品が横行し、しかもそれが人気の模様です。次々といろんなパロディが出てくるから、購入者も目移りして面白がっていろいろ買っちゃうのは分かるんですが、それにしても節操が無い。当初このサイトは「無名のクリエイターに作品発表の場をTシャツという形で与える」ような意図もあったように記憶しているのですが、なんか、「面白ければ良い」の現代的消費社会に順応してしまったようです。確かに面白い。でもそこから、なんの刺激も受けないんです。
やはり、パロディ作品とクリエイティブ作品の差って、そこにあるような気がします。すなわち、面白いだけで終わるか、刺激を受けるか。前者ばかりが横行するようになってしまうと、さすがに世の中面白くないかな、と思います。非常に感覚的な部分なんですけどね。
いちおフォローしておくと、キックさんの曲は、その悪い面にはむしろ陥っていないと思っているのですが、まぁ、彼らの「パロディ」を見聞きして、ちょっとそんなことを考えていました。
2004-1-21 (Wed)Version
二徹in会社明けで、やっと帰ってこられますた(概ね自業自得)。
【御上】
疲労困憊眠気全開なんで、どーでもいーニュースでも。
報道資料 平成16年1月19日 総務省
なんだかドキドキますね(↑)。
携帯電話等に着信する迷惑メールに対する自衛策について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・えぇと、どうツッコンで良いんだか。
1.長く複雑なメールアドレスを使用する。
2.指定したドメインやアドレスからのメールのみ受信するように設定する。
3.必要以上に自分のアドレスを他人に漏らさない。
誰でも知ってますが何か?
まぁ、マジメに返すと、既に民間企業たるキャリアが何年も前から呼びかけていることを、今更御上がなにをいうのか、と。でもま、逆に言えば、これで御上の「御墨付き」が出たワケですね。それで喜ぶ人がいるとは思えないけど。結局のところ、即時性、よりも、確実性、を偏重する日本官僚の、悪い部分の見本かな、と。即時性と確実性は、どちらも等分に必要なワケで、それがいつまでたっても出来ないんであれば、それは老いた巨像と同じく、緩慢な死を迎えるしか出来なくなります。そうならないための「構造改革」(死語)なはずですが、さて・・・・・・。
2004-1-22 (Thu)Version
最近更新をしている日は、酔ってるか、疲労でヘロヘロ(今日は酔ってるほうです)。
【雑談】
昨日は代休を取ったので(朝まで働いてましたが)、昼まで寝たあと、恵比寿ガーデンシネマまで飛ぶ教室を見に行ってまいりました。これは、ドイツの児童文学家エーリッヒ・ケストナーの「Das Fliegende Klassenzimmer」という作品を原作にしていて、今回が映画としては3回目のリメイクだそうです。ちなみに、実は今年初めて映画館に行きますた。
シナリオも背景も、現代風にアレンジされているのですが(原作は1933年発行だそうで)、とはいえ、子供達と、キーマンになる「正義先生」とのやりとりは、少しも色あせることなく心に染み入る物語でした。まー、正直映画としては、構成や編集に諸々難ありだったりするのですが(特に、物語の核になるシーンの作りこみがされてないのはツライッス)、やはり土台となるストーリーがしっかりしている故か、非常に魅せられる作品でしたねー。
でまぁ夜、この映画を勧めてくれた友人と酒を酌み交わしたのですが、ちょっと面白いコトがあって。ワシは、どちらかというと「正義先生」すなわちオトナのほうに感情移入していて、生徒の信頼を受け、自分のために努力してくれる生徒達の優しさに軽く涙したのですが、その友人は、生徒達すなわちコドモに感情移入していて、子供達の味わった幸福感と辛酸と、そういうところに涙していたとのこと。当たり前のコトですが、一つの映画を取っても、本来見た人の分だけ受けた想いがあり、それをきちんと語り合える友人がいることは一つの幸せなのだな、と思いました。映画自体は独りで見に行く人なんですけどね、ワシ。
あ、ちなみに晩飯を飲み食いした店は、新宿の「伊勢門」というところなのですが、ワシのオススメリスト入りです。酒も美味いし飯も美味い。つーか、鉄鍋で炊いた「ご飯」が滅茶苦茶美味くて、ほっこり幸せ気分で帰ってきましたとさ。
・・・・・・どう見ても、ただの日記ですね。失礼しますたー。
【雑談2】
えぇと、日記だけで終わらすのもなんなんで、まぁ、面白かったサイトいろいろ。
そっくリンク
「このサイトは、インターネット上に無数に存在する人物写真の中からそっくりさんを見つけるリンク集である。」皆さんそっくりです。意外なくらいにw。
文化庁 メディア芸術祭 平成15年度受賞作品
まぁ権威はおいといて。昔紹介した記憶が無いでもないCafe Creatorsの人気ムービースキージャンプ・ペアがエンターテイメント部門優秀賞に選ばれてるのには驚きました。ていうかこのDVD買っちゃってますけどw。
大阪市立工芸高等学校の合唱祭(ネタ元:かーずSP)
選曲が渋すぎです。コスプレもしてるように見えるのですが・・・・・・。
2004-1-25 (Sun)Version
昨日は一日中逆転裁判3をやってました。おかげで後は最終話のみ。こんなにやり込んでるのはみんゴル4以来です(つい最近)。
【ニュースサイト】
カイコウ(ニュースサイト懐疑論:2004年1月23日分参照)
何度かウチを取り上げていただいたこともあるカイコウのmof担氏が、かなり興味深いテキストを書いておられます。ウチも、自称ニュース・議論系サイトとして、無視し得ないかな、なんて思ってちょっと雑感でも。あ、でも結構無視することも多いんですけど、今回のは反応してみます。
と言っても、mof担氏が主に批判しているのは、いわゆる1行ニュースサイトと呼ばれる、ニュースの見出しを紹介して、1行程度のコメントを付けるサイトの事で、本質的にウチとは性質が違うワケですが、広義としてのニュースサイト(そんな定義があれば、の話しですが)を敷衍しておられるので、その辺を踏まえて・・・・・・の見解は、今日はもう仕事で出なければならないので改めて。中途半端でゴメンナサイですが、取りあえず今日は紹介だけ。
2004-1-27 (Tue)Version
電車の中でチキチキ逆転裁判3をしつつふと横を見たら、隣の人もやってた。でもワシのほうが進んでた(フフン♪)。つーか、先ほどクリアしましたがw。
2004-1-30 (Fri)Version
ゴメンナサイ。今週は泥酔して帰ってきてるか、帰ってきて泥酔してるので、まともな更新してませんですな。
【雑談】
『ニュースサイト』の続きは週末に。
MATRIX Revolution
←→で左右移動。↑でジャンプ。↓で攻撃。Spcキーでマトリックスモードw。
世界最速のサイコロ
買いそうです。
意義あり!ジェネレーター ゴドー版/千尋版(ネタ元:かーずSP)
ルパンのタイトルジェネレーターみたいなもんです。案外、入れる言葉が出てこない。
セルピュータ・コミュニケーションページ(ネタ元:TECHSIDE)
逆転裁判のサウンドトラック検討中!絶対実現していただきたい!
▲コトノハDaily
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