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コトノハDailyログ2003年3月下旬
2003-3-21 (Fri)Version
(プチ更新)はじまっちゃったねぇ。

2003-3-24 (Mon)Version
徐々に復活。予定。

【戦争反対、でつか?】
 イラクで戦闘が始まりましたね。まぁ、今回の戦争が、戦闘が始まった時点でほぼ終戦、なんてのは前々から良く言われていることで、その意味では、米英の思惑通りに行くなら、間も無く終戦を迎えるというわけですな。はたしてどうだか。

 今回は、あまり巡回をしている時間が無くて、いろんな人たちの意見やら見解やら想いやらをたいして読んでないんですが、まぁ、ワシはワシなりに所感を書いていこうかと。

 さて、有名人から市井の人たちまで、多くのメッセージが発せられていますが、そのほとんどが「戦争反対」と、「戦争反対と言うだけのヤツうざい」といったものに集約されて、まともな意見を発しているものが少ないですね。「戦争反対」という人は、『戦争はこんなに哀しい。でも私たちはそれを止められない。だからせめて反戦の祈りを』といった「戦争絶対悪」派と、多少国際情勢をかじっている人は『この戦争は米英のオイルビジネスが招いたエゴイズムの戦いだ』というあたりを突っ込んでの反対意見、というあたりが多いですね。そしてそれらを「うざい」という人たち、まぁこれはたんなる天邪鬼というか多勢意見に対する脊髄反射的な嫌悪感ですから、あまり考慮には値しませんが。でまぁ、その全てに共通しているのは「諦観」「無力感」といったところでしょうか。

 じゃあオマエはなんなんだ、と言われれば『戦争反対』派です。ただし理由は単純で、これが「侵略戦争」だからです。第二時世界大戦以前のいわゆる「帝国主義」が跋扈した時代、あるいはそれ以前の戦争の主目的であった「侵略」。第二次大戦後は他国の主権を侵すという行為を出来る限りしない、というのが世界のルールであり、国際法上の取り決めであったはずですが、現代、至高の権力と武力を持った超大国は、そのルールを守るべき立場から、覆す立場に鞍替えしました。

 国連安保理、という民主主義的システムの決定を待たず、あるいはそれを無視して侵略戦争を起こしたアメリカに、もはや民主主義の総本山などとは言わせません。彼らは自ら、自らの寄ってたつ土台を崩してしまったのです。アメリカという国の中ではまだ民主主義というシステムは成り立つのかもしれませんが、それを世界で喧伝する立場を、彼らは永久に失ったのです。

 そして、日本は国連安保理の決議を見ずに、米英他連合国への支持を表明しました。この時点で、日本は「侵略戦争」に加担したことになります。国際法違反への加担であるのはもちろん、重大な憲法違反であることは明確です。日本がどんな弁舌を弄しようとも、世界は侵略戦争に加担した国、として日本を評価するでしょう。

 これは突き詰めれば、日本が今流行りの「テロ」の標的として確定したことも、示しているのです。

2003-3-25 (Tue)Version
ワリと深酒なので支離滅裂にならないよう気を付けまつ。

【戦争反対、でつか?2】
 昨日の続きです。

 詰まるところ、ワシの戦争反対の理由は、日本がテロの標的に成り得るということで、それすなわち自分の日常生活が脅かされるから、という点に集約されます。・・・・・・さて、これを読んでアナタはどう思いました?ワシは自分のことしか考えないエゴイストですか?そう言われれば、ワシはその立場を甘受します。少なくとも、自分の身の回りのことを気にかけず、大上段から「世界中が戦争を望んでいない」とか「戦争はそれ自体が悪だから」とだけ言ってとにかく反対だけを叫んで、スタンドプレーを決め込む連中(主に著名人)よりは、本音で語っているつもりです。ワシは、ワシの身の回りのことから世界を考えます。だから、ワシの身の回りに累が及びかねない今回のイラク攻撃と、それを支持する日本政府と言うか小泉首相に対して「NO!」を付きつけているわけです。

 ワシの勤める会社の入っているビルでも、昨日こんなお触れがでていました。「昨今の国際情勢の緊張が高まっていることに配慮し、館内の保安体制を強化いたしております」 そんなに高層のビルではないんですが、所在する地域一体ではかなり目立つ建物なので、極小の可能性かもしれませんがテロの標的に成り得る、と少なくともビルの管理側は考えているわけです。そしてそこに入っているワシらは、そんなところから今回の戦争の影響を実感するわけです。

 戦争反対、というお題目は、あまりに当たり前のことであるが為に耳に聞こえが良いし、その時点で思考停止に陥りがちです。だから、理由なんか無い、とにかく戦争に反対するんだ、なんていう馬鹿な芸能人まで出てくる始末なのです。戦争が起こっているということは、そこにそれだけの理由があると言うことであり、その理由を分析することで、再発を防ぐ可能性が生まれます。何故戦争が起こっているのか、そしてそれがワシらの身の回りに、具体的にどのような影響を及ぼしているのか、この二点を考えない「戦争反対!」の叫びを、ワシは信用しません。ワシはこのサイトでも、再三に渡り戦争の悪性を説いていますが、それは思考停止に陥らない為の確認作業でもあるのです。


【バカップルと言われた2人の後日談】
How is Rikimaru ?

 以前このサイトでも言及しましたが、まーやはりというか、マスゴミによるくだらない扇動だったみたいですね。リンク先の記述を全て信用するなら、ですが。

 ワシは彼らの写真を見て、背景とかはそれほど考えずに「いかに戦争状態が馬鹿馬鹿しい笑劇か、そして当事者以外にとってはいかに意味の無いモノであるか」ってことを感じたわけですが、彼ら自身の立場に立ってみれば、これも的外れの意見だったワケで。ただ、彼らへの報道を見て、そこに感じた違和感が、その思いを喚起させたことも事実なワケで。

 つまりは、マスゴミを疑え、ってことなんですよね(←その結論には達しない気もする)。

2003-3-26 (Wed)Version
家の門を入るときに定期券出してました。酒は呑んでないので、よほど疲れているんだという事にする。

【戦争反対、でつか?3】
 一昨日、昨日の続きって訳で。

 昨日はあんなこと書きましたが、別に「ワケもなく戦争反対!」という見解を全く認めない、ってことはなくて、少なくともワケもなく「戦争賛成」だったり「戦争反対に反対」(バカボンのパパか)だったりするよりは余程マシなワケです。ただ、根拠がなかったり風説に流されているだけだったりいきなり大上段に構えての意見だったりすることに、なんとも言えない違和感と胡散臭さを感じているのです。もっとも、世の中には理屈で考えるのではなく、感情で感じて良い方向にいくことも間々あるので、それを一概に批判することはありません。

 さて、昨日非常にエゴイスティックな地点からスタートしたワシの「戦争反対」なんですが、そこから数歩進んで、大局的と言うか社会的と言うか、そういう地点から敷衍してみます(小林よしのり風に言うと「私を捨てて公になる」てなところでしょうか:苦笑)。

 で、その時に、確かにイラクの持っている大量破壊兵器って、日本にとっても脅威に成り得るんですよね。例えばそれはテロであったり、あるいは北朝鮮とイラクに「暗い同盟」があった場合であったり、まぁどちらも想像に過ぎませんが(マスゴミが伝えるそれらの情報は、憶測と情報操作の部分が大きいのですが)、考えられうることであり、それらに対する自衛の為の仮想防衛シムは立てておくべきでしょう。

 じゃあその脅威を葬り去るための手段が戦争か、といったら、確かに一つの選択肢としてはあり得るのでしょうが、今回のような経緯で、すなわち国際法に違反し、世界の半分以上の国に総スカンをくらいながらイラクの主権を侵してまでするのは、なんとも釈然としない気がします。

 まぁ簡潔に言えば、イラクの脅威は認めるが、今回は戦争に至るプロセスが気に入らない、ってことなんですけど。

2003-3-27 (Thu)Version
ここんとこ長文(中文?)更新が多いけど、別に暇になったわけじゃないので悪しからず(『頑張って』いるんです!)

【戦争反対、でつか?4】
 えぇと、一昨昨日、一昨日、昨日の続き、かな?

 イラク、というよりフセインという独裁者と、彼の国の持ついわゆる大量破壊兵器の恐怖、ってのは、確かに世界的な脅威として捉えられて良いはずです。良く「アメリカも大量破壊兵器を持ってるくせに他国に偉そうに言うな!」という意見が見られますが、これこそお門違いと言うか見当違いも良いところで、アメリカの持つ大量破壊兵器とイラクの持つそれとでは、全然意味合いが違ってきます。まー、極端に言うなら、『至高の権力の座にいるモノのええカッコしい』と『それを持つことでしか大国への対抗手段を持たない小国のあがき』とでは、持っているモノは同じアイテムでもその持つ意義はやはり違うワケで(もちろんアメリカも、それを無くすに越したことはないと思うのですが)。特に、日本にとって後者は、北朝鮮‐イラクの『反アメリカ同盟』(アメリカ風に言うと『悪の枢軸』同盟:苦笑)成立の折には、自国の安全を脅かすということでやはり憂慮すべき案件となります。

 で、それを拭い去る為に、戦争以外の選択肢があるか、というと、ワシは対案を提示することが出来ません。査察の継続、と言っても、湾岸戦争後の12年間、それもアメリカの武力を脅しに使いながら、全く遅々として進んでいない現状を見れば、それがいかに平和的解決を装った愚鈍な選択肢か、想像もつきそうなものです。これが、個人としての立場や日本国の取るべき立場を「戦争反対」と言っているワリには、完全にこの戦争を否定できないワシの意見の弱いところなんですけど。えー、別にアメリカを支持するわけではありません。ただ、完全『不支持』を言うには、あまりに要素が複合的で、「ここは支持出来るんだけど、ここはちょっとなぁ」なところが多いわけです。実はそれは日本政府に対してもそうなんですけどね。

 ワシの未熟な思考力で想像し得る「国家レベル」を考えると、それもアメリカと日本とその他の諸国とをそれぞれ別個で考えての思考実験なワケですが、個人レベルでは断言できた「戦争反対」とその根拠が、薄らいでしまうわけです。同じワシの思考の中で。

(閑話休題:昨日仕事でグルグル社外を回っていた時、いわゆる「反戦デモ」帰りの人たちを地下鉄の駅見かけました。やはり感じる違和感というか「痛さ」はなんなのか。このペースで更新できれば、明日か明後日にはその話題に入っていけるかと)

2003-3-28 (Fri)Version
今日は代休のはずだったのにー! ・・・・・・最近疲れで目が見えない時があるのはマズイです。

【戦争反対、でつか?5】
 4日前からの続きですってば。

 結構前にも言ったかもしれませんが、戦後、復興事業と石油利権を手にいれる米英を支持する、というのは、イラク戦争後の世界における影響力を手に入れ得る立場に立っているワケで、それってそこだけを取り上げて見れば、外交戦略として間違ってはいないのです。戦争、という単語だけで拒否反応を示す日本人は多いワケですが、外交というのは戦争というファクターを加味して行われているわけですから、そこは止む無しですね。そして外交の一般論で言うなら、未来の利益のために今の泥をすするのは、結果的には恥ずべき行為ではないわけです。

 じゃあなんで今回の小泉首相に不満があるかといえば、ひとえに「説明不足」であることと、もう一つは小泉総理にはどうしようもできないことなんだけど、米英他の「戦争開始までのプロセス」が釈然としない(にも関わらず日本国として支持を表明)からですね。

 「世論調査の数字なんて気にしてられるか!」と小泉さんが言った(表現は違いますが)時、実はかなり感心したんです。まさに政治家の決断とは、大衆におもねることではないからです。でも、支持表明時に少なくとも以下の点が明確に説明されなかった、あるいは事実をねじまげて説明してたのは、やはりどうあっても支持できません。『1.国際法を準拠しない(もっとも、先に国際法を無視してたのはフセイン大統領のほうですが)開戦のプロセスへの説明』『2.日本国民がテロに巻き込まれる危険性と、それを予防し得る警察力ないし軍事力の説明』

 「イラク攻撃を支持することが日本の国益につながる」という意見それ自体は、確かに考慮に値するものだと思います。ただその過程で、米英は言わずもがな、日本までもがいくつもの「ルール違反」を犯しているのも事実なワケで、やはりそこは、心に引っかかってしまいますよね。とはいえ、「今そこにある危機」に即応する為に、それをかなぐり捨てなくてはいけないと言う情勢も分からないではないワケで、このあたり、居酒屋談義の粋を出ない無責任ないち国民が何を言っても・・・・・・というのはありますね。。。

 「もっと時間をかければいいじゃないか!」という反戦派のメッセージには、イラク問題が12年前から継続していることを分かっていない、それだけの時間をかけてきたことを知らないとしか思えません。それはおそらく、この問題がマスゴミに取り上げられたのが、ここ一年くらいのことだからなんだと思います。問題のはじまりが、マスゴミに露出して来たときからと感じてしまうのは、情報社会に生きる人間の悪いところですね。

2003-3-29 (Sat)Version
御仕事で朝帰り♪→夕方まで爆睡→今日やろうと思ってたこと何も出来てない!→マズー なんで、今日はお休み。
2003-3-30 (Sun)Version
せっかくFF102を買ったのに、10日くらいほったらかし。

【戦争反対、でつか?6】
 一週間くらい前から続いている一昨日の続きです(←日本語変)。

 ワシが、いろいろゴネながらも「戦争反対」の立場にいながら、現在行われている多くの反戦運動や、戦争反対!な意見に一線を引いてしまう理由は大まかに二つあります。一つは、それらが個々人の「思考」の結果としてではなく、マスゴミによる「情報」の延長線上にあるように見受けられるから、もう一つは、それがなんらの効果ももたらさないから、です。

 反戦運動は流行します。これは、特に情報化社会といわれ、世界で起こっていることがほぼリアルタイムに手に入れられる時代になってからの、人類の新しい特徴と言えるかもしれません。こういう書き方をすると、必ず「自分の行動は流行なんかじゃない!」という人がいるんですが、ワシが言いたいのは「伝播する」という意味です。ただそこに、ダブルミーイングとして、否定的な意味で「流行」と言っている側面は、確かにあるんですけどもね。

 普段余りオシャレをしない人が、たまに服装をキメようとすると、やはり流行のファッションを参考にすることは多いのではないでしょうか。それと同じで、普段さして社会的なことを思考しない人にとって、「戦争反対」というのは身につけやすいファッションです。ほとんどの人はそのお題目には逆らえない、すなわち「反論」されることの無い(少ない)主張なワケです。これほど楽な「主張」は無いでしょう。

 世界中の人が戦争反対の声をあげている、その模様をテレビで見て、そして日本でもそういう集会が開かれるという情報が入ってくる。みんな反対している、そりゃそうだ、戦争は悪なんだから。よし、自分も少しでも声をあげて、デモとかに参加して、自分の気持ちを世界に主張しよう!・・・・・・ちとデフォルメし過ぎかもしれませんが、マスゴミのインタビューに答える人々や、多くの「反戦」ウェブサイトの意見を集約すると、そこに辿りつくように思います。その根底にあるのは、世界中の人と同じ気持ちでつながっている、という安心感です。同時に、普段世界のことを気にしていない自分への、贖罪も含まれている様に感じます。そしてそれがワシの目には、「24時間テレビ〜愛は地球を救う」あたりを見て、その時だけ募金に走る人々と同じで、今入ってきた情報(戦争という悲劇)に対しての、リアクションとしての行動(反戦)に見えるのです。

 そして、特に日本で行われている反戦運動を見てみると、これらは戦争の早期終結になんら寄与してません。今、戦争を早く終わらせたいなら、アメリカの大統領支持率を下げるか、日本に乗り込んでいるアメリカ企業に目に見える大ダメージを与えられるほどの、不買運動などの経済攻撃くらいしかないでしょう。アメリカ企業は、消費が減ったとはいえ、日本市場にかなりウェイトがかかってますから、これは米経済界も大統領に詰め寄るでしょう。徒党を組んでシュプレヒコールを挙げたところで、アメリカは聞きゃしません。戦争をしていることによる「支持率低下」「経済的大ダメージ」これ以外の手段でブッシュアメリカを止めるのは、まずもって無理ではないでしょうか。

 実際に「戦闘」が開始される段になってからの「戦争反対!」の声、フセインの行ってきた悪事と情報操作を鑑みない「反米(英)」と言う態度、それは、ワシの目には薄っぺらくうつります。だったら余程、「理由なんかないけど戦争がいやだから」と言われるほうが、感情的で再発防止に何ら寄与しないとはいえ、まだ素直な気がします。いや、それが良いというわけでは無いんですけど。

(補足:念の為あらかじめ言っておきますが、ワシがこの場でガーガーがなり立てていることが、戦争の早期終結に寄与しているか、と言ったらまったくそんな事はありえません。二年前、911の時もそうでしたが、居酒屋談義を越えないレベルとは言え、反論も含めもっともっと考えるキッカケとしてワシの文章を読んでいただければ幸いです)

2003-3-31 (Mon)Version
書いてたけど時間切れのため一回休み。(ネタ元:pya!

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